鬼娘の桑楡日記

2022年5月2日横須賀にある犬達がいる特養で母は死去。約17年に及んだ介護も終りました。鬼娘も施設(ケアハウス)に入居。それに伴い、タイトルの「介護日記」を「桑楡日記」に変更し、再スタートしました。桑楡(そうゆ)とは、夕日が樹上にかかっていること、転じて暮れ方、晩年、老年などの意味します。一生の終わりに向かっていく自分自身のことを中心にして、ぼちぼち、やっていきます。(天使の梯子)

2017年03月

在宅介護のとき、母は掛布団については大層、うるさいことを申しておりました。冬用、夏用の羽毛布団、それぞれ2枚づつあり、若干の厚さ薄さがありました。日によっては、「こんな重い掛布団は嫌だ」と言うので、とっかえひっかえでした。だから、と思い、掛布団だけは特養( ...

5日間のご無沙汰でした。鬼娘のあんずでございます。母も相変わらず、面会に行けば、まあ、アナタ、迎えに来てくれたのね。と、ほぼ、毎回申します。その度にうろたえて、何と言って誤魔化そうかと言葉を探す始末です。一昨日も、同じようなことを言われてしまいました。これ ...

やっちまいました。だから、さっきから、あたしは着物は着ないし、自分で着ることも出来へんねんって言ってるやろ!今日の母は、第一声から「家に帰る!」でした。家の売却を開始しようと思ったところだったので、いらないものを処分しているとしつこく、母に話をしてしまい ...

母が認知症でよかったと思いました。認知症を発症していなければ、そのまま在宅介護が続いていたでしょうけれど。先日、猫の佑介君ママとお話をしていたとき、ちょうど、三時のおやつになりました。すると、スタッフさんがお茶とおやつを居室に運んできました。あら、おやつ ...

私が死にましたら、この着物を着せて下さい。先日来、家の売却計画と共に、片付けをしております。そんな中で、出てきた母の直筆のメモが糸で、縫い付けられた浴衣。それ以来、鬼娘は母の死に装束についても、考えるようになりました。Amazonには「白装束」一式も売っている ...

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