女流作家の宮尾登美子氏が昨年暮れ、老衰で
亡くなられたニュースが流れました。


そんなお年やったっけ?


88歳。
80歳代でも老衰死が存在するんや。


なんて、羨ましい!
これが鬼娘であるアタクシの偽らざる気持ち、
でございます。


老衰と言えば、感覚的には100歳に近い年齢で
起こるもので、80歳代なんて、現代では若い
部類に入るものと思いました。


調べてみると、2013年6月に亡くなられた、
俳優の長門勇氏が81歳で死因が老衰とのこと。


そんじゃあ、老衰の定義とはなんぞや。


加齢による老化に伴い個体を形成する細胞や
組織の能力が低下して、恒常性の維持・生命
活動の維持が困難になり、多臓器不全により
恒常性の維持・生命活動の維持が、できなく
なり死亡したと判断された場合、死亡診断書
に直接的死亡原因として老衰と記載される。
(引用;wikipedia)


簡単に言えば、歳をとり自然に身体が衰えて
いく状態。

若い頃とは違い、食べる量は減っていきます。
「食欲がない」のはつまり、身体が食事を、
欲さなくなるのだそうです。


老衰による死亡が増えている

この記事のなかに、


2000年頃から、じわじわと老衰の死亡率が、
上がりはじめています。

死生観の変化が反映されているのではないか。

一昔前は長生きこそが第一で、食べられなく
なれば、胃瘻造設し、呼吸状態が悪くなれば
人工呼吸と、高齢者に対しても積極的な治療
を行う傾向がありました。

敢えて死を避けるために、検査を行い病名を
つけていました。


しかし、長生きだけを目的としない死に方も
あるはずです。

たとえば、在宅でのお看取りでは病院よりも
老衰とされることが多いでしょう。

平穏死という選択肢が知られるようになり、
患者さんやご家族、あるいは医療従事者の、
意識が変わることで、老衰死が増えたのでは
ないでしょうか。



老衰を選ぶのか、はたまた延命治療を受けて
長生きをするのか。

そこには、人間の意志が存在すると存じます。


漫画「ブラック・ジャック」の中で、主人公
のブラック・ジャックが恩師であるところの、
本間丈太郎に会いに行く話があります。


本間丈太郎は自宅で療養していました。
それなりの業績のある医師であり、その気に
なれば大きな病院に入院することも、可能で
あったはずなのに、入院を勧めるブラック・
ジャックに本間丈太郎はこう答えます。


ハハハ、きみもしっとるじゃろ。
老衰はなおせん。
一時の気やすめにしかならん。



このところ、母の食べる量が少々減って参り
ました。


更に、肉類を食べたがりません。
といいつつ、ローストビーフは完食致します
けれど。


無理やり食べさせず、自然に任せることなん
でしょうね。



でもねえ、積極的治療をしないと、母の場合、


アタシなんか、死んでしまえばいいのよね。


なーんて、拗ねられそうで。


002


今日は9日。
亡き義姉の月命日。
我が家での義姉用の御湯呑茶碗でお茶を。



認知症の改善にはココナッツオイルがよいと
テレビで放映されたようです。


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今更、改善されても・・・
むしろ、アタクシの予防用の必需品