顎口腔外科へ、術後一週間後の経過のために母を連れて
行って参りました。


レーザーで焼き取った腫瘍の生体検査の結果は、
やはり乳頭腫。
正式名はヒト乳頭腫ウイルスによる腫瘍。

簡単に言えば、「イボ」なんざまず。


そういえば、数年前、こめかみにイボが出来て、
皮膚科でレーザーで焼いていただいてましたわ。



「傷跡はこんなもんで、順調ですよ」と
しっかり、教育・学術研究の為に口内の写真を撮って終了。


それでも、母は痛いと訴えるのですが、
「大丈夫、ただ、レーザーとは言え、切除ですからね。
痛くて当たり前です。痛みが引くのはもう少しかかりますよ。
頑張りましょう」
と孫のようなドクターから慰められました。


しかし、診察室を出て、受付の計算カウンターで
母が申しました。


上あごが痛いのよ。どうしてなの?


今、先生に診て頂いたやんか。順調に治ってるって言われたやろ!


そうなの・・・



支払をして、車椅子を押して駐車場へ行く途中に、またもや、


アタシね、上あごが痛いの。


車に乗り込んで、さあ、帰ろうとしたとき、


上あごが痛いのよ。



ひぇ~、この調子だと、30分置きに言い出しかねません。
御夕飯後には、痛み止めを飲ませてなくては・・・


食事は、すべてをミキサーにかけて、ドロドロ状態に。

明日のデイケアも、食べられないからお休みするほかございません。


そんな話を、仙台の従姉に電話で愚痴りましたら、
“あんずちゃん、イワタニのミルサーを持たせて、
デイケアに行かせればいいじゃあないの”
と言われました。



そして、入浴中にも、


アタシね、上あごが痛いの。どうして?


今日は、さっき、上あごを先生に診てもらったやないの!
順調ですけど、痛みは当分続くから、頑張りましょうって
言われたやろが!!


あら、病院へ行ったの?
だから、くたびれたんだんわね。


・・・・・。



痛み止めのカロナール錠は6時間置きにと言われましたが、
寝る前に、今夜もマイスリー(睡眠導入剤)とともに
飲ませてしまいました。


先ほど、トイレに起き出した母が、


どうして、上あごが痛いの?


何度言えばわかるの!と言いそうになるのを、
グッと押さえて、


今日は、病院へ行ってきたやろ。
手術したから、術後の痛みなんよ。
お腹を切った時だって、痛みがあったやろ。


トイレからベットに戻り、申しました。


なんで、こんなに上あごが痛いの?


口のなかに、イボが出来てたんよ!
だから、それを手術で取ったんや!
だから、痛いんや!


また、痛み止めを飲ませたくなりましたが、
まさか、6時間も経っていないので、今回はやめておきました。

子供だったら、
痛いの、痛いの、飛んで行け~
で、済むのでございましょうか・・・