「口裂け女は本当にいた!」
というお話をしたいのでございますが、
口裂け女を見るに至った理由をご説明しないとなりません。

少々長くなりますが、お付き合いくださいませ。








2009年2月のことでございます。

9年間飼っていたM.ダックスのブーケが
心臓麻痺で虹の橋へ逝ってしまいました。

bouquet1

(ブーケの向こうに見えるのは母)

掛かりつけの獣医から、火葬の出来るお寺を紹介して貰い、
連絡を取って、日時を決めました。

その時の母は認知症の症状はあったものの、
まだ、物事の判断は母自身が出来ました。

今思えば、いつもの母だと思っていましたから
一緒に、お寺へ行き、ブーケの最後を見届けました。

「最後を見届けた」
つまり、火葬したこと、これが、後に母に大きな影響をもたらしました。


それから、一ヶ月後に母はお風呂場で倒れ、救急車のお世話になりました。
脱水症状だけで済んだようで、ご近所の病院へ5日間ほど、入院しました。

退院のその日、手続きを取り、会計の計算書が手元にくるまで、
病室で待っていたところ、母が急に、過呼吸となりました。

看護師を呼ぼうとしたとき、

アタシ、この病院で死にたくないの。

というので、それじゃあ、退院してこのまま、
かかりつけの病院へ行こうということになりました。

しかし、車に乗り込むときには、発作が収まり、
とにかく、家に帰りたいと自宅へ戻りました。

あの病院は、嫌よ。やっぱり、自分の家が一番だわ。

母をベットに寝かせてやれやれ・・・としたところ・・・・


この続きは、次回にて。