「母は認知症です。」とあたくしは、いつも
はっきり言います。


初対面の方で、言わなくても済む場合、臨機
応変で、言ったり言わなかったり。


今は、打ち合わせも顔を突き合わせなくても
ネットで出来ますよね。


パーティや懇親会など、夜の外出は無理です。

そういう機会がありそうな場合は、最初から
「母は認知症」と伝えます。



親戚ももちろん、ご近所様にもお話します。

時々、井戸端会議もして、現状の母の状態も
わかって頂くようにしています。


殆ど外出はしませんが、スーパーへの買い物
に出たときに、運悪く、地震や火事があった
とすると「そういえば、あんず家のお母さん、
膝が悪くて歩くことができないって、言って
たわね。」とご近所の方が気が付いて下さる
と思うのです。



認知症予防にアロマ

このところ、認知症のブログやSNSを見ると、
「恥を晒すことはない。」という言葉がある
のに悲しい想いがします。


母も、以前は、


認知症はね、遺伝なのよ。アタシの家系に
いないから、大丈夫。

なんて申しておりましたし、今でも本人そう
思っていると存じます。


なんせ、乳癌があると言っても、反応なしの
無関心ですが、認知症だと言うと、目を吊り
上げて怒りますから。



認知症と言っても、他人様にはいい顔をして
話も適当に合わせて話をします。


滅多に会わない親戚に、母が認知症なんだと
言っても、そういうアンタがオカシイという
ように取られます。


だから、外出出来る方は、積極的に連れ出す
こともいいのではないかと存じます。


「ボケた」が「認知症」という病名がついた
ことで、それを恥に思うという風潮になって
しまったのでしょうか。