厚生労働省は、特別養護老人ホーム(特養)
に入れない待機者数が2013年度で52万4千人
もいると3月26日に発表しました。


特養ホームは全国に約7800。


前回の調査は2009年。
待機高齢者が42万1000人だったそうです。

その後、各自治体が整備を進めて、入所者枠
が7万4800人分増えました。それでも、その数
以上に待機者が増えた計算になります。


入所優先度が高い、在宅で重度(要介4~5)
の待機者は、2009年度と比べ8万6千人増えて
います。


特養ホームの利点は、利用者にとり日常生活
全般で手厚い世話を受けられるし、負担額が
少なくて済むことです。


運営費の大半は介護保険で賄われています。
現在、入所1人当たりの給付額は月30万円に
近く、財政にはかなりの重荷でもあります。





老後の資金に余裕があれば、民間企業が運営
する「有料老人ホーム」を利用出来ますが、
すべての高齢者がそうとは限りません。


余裕のある人でも利用する場合もありますね。
また、あたくしのように家族があるわけでも
なく、いずれは独り暮らしになる場合でも、
やはり、特養への入所を考えます。



NHKの週間ニュース深読みの冒頭に、待機数
52万人のニュースを取り上げていました。


司会の小野文恵アナウンサーが、「私は独身
ですから、将来、お世話になりたいです。52
万人待ちならば、今から申し込みたい。」と
感想を述べていました。


厚労省の高齢者支援課によれば、待機者には
「症状が軽いのに早めに申し込む人もいる」
と見ています。


さらに、厚労省は今国会に、特養への入所を
原則「要介護3」以上とする介護保険法改正
案を提出し、15年度施行を目指しています。


 

先日来、この本を読んでいます。
特養の現況についても語られています。

全部読み切ってから、感想を書きたいのです
が、でも、この本の通りの特養ならば、母を
入れたくないし、鬼娘と言われようが、在宅
でやるほかないですね。


「すんません、長く生きすぎました。もう、
生きたくはありません。」と言わせる世の中
はおかしいとこの本に書いてありました。



実は、母があたくしによく言います。


悪いわねえ、長生きしちゃって・・・・



やっぱり、あたくしは鬼娘です。