先日、アルコール性認知症の父親を介護して
いる友人から、夜中に電話がありました。

ま、アタクシの自由時間が夜中しかないから
でもあるのですが、本人もウツで夜になると
やっとシャンとすることが多いので。

このお父様、以前、このブログにも登場して
頂きました。

その行為は認知症?!、悲しい認知症

もう、あのじじぃ、アカンねん!
何かというと、警察に電話すんねんで!

数回、彼女のマンションに警察が来ていると
言うことなんです。

認知症にありがちなジコチューな行動をし、
完璧に物事をしないと、気が済まない彼女の
神経を逆撫でするらしゅうございます。

すると、彼女はヒステリックにもなり、手が
思わず、出てしまうとか。

ウツで食欲もないガリガリの彼女がパチンと
叩いたところで、アザが出来るとか転倒する
とかのレベルではないのに、お父様がすぐに
110番してしまうのだそうです。

その都度、警官とのやり取りに、彼女自身、
パニックになり発作を起こして救急車を呼ぶ
こともしばしば。

年末にその騒動が勃発して、彼女の主治医や
ケアマネとの連携で、否応なしにお父様を、
2週間のショートへ出し、彼女は緊急に入院
となったのだそうです。


退院した彼女は、関係者が集まって、今後の
ことを決めると言いました。

そこで、彼女は迷っているようでした。

どうしたええのん?

父と娘、二人だけの生活で、娘である彼女は
ウツで働ける状態にもない。
余分な費用は、大変な痛手。

それもよく理解出来ることです。
アタクシも働きたくとも、今の母の症状では、
難しい。
介護のために離職して故郷へ戻った方もいて、
それぞれが置かれた状況の中で暮らしている
のが実情です。

一番ええのは、お父様を施設に入所させて、
貴女が健康体になることでしょ。

彼女にそう答えながらも、ハッとしました。
むしろ、在宅で、デイやショートを目一杯の
介護保険点数内に使って、頑張ってやろうや
とアタクシが言うことを望んでいるのでは?

電話の向こうの彼女の声を聞いて感じました。

そして、彼女がもう一つ入所を決めきれない
のが、お父様の年金の収入に合わせた施設に
なると、どんなところや?ということ。

このまま在宅介護か、入所か。

お元気なお父様だけに、どうするか。


父は認知症なんかやない!
あれは、性格や!!
亡くなった母から、「アンタ、お父さんと、
同居するのはやめときや」と言われてたんよ。

と、言いつつも、お父様のことはそれなりに
考えている、その心情。

実の、義理のと関係なく介護する側の悩みは、
一緒と存じます。

011

入所しようと、在宅であろうと、介護は介護
ですから・・・・・。