乳癌を放置すると?


ケセラセラのアタクシも、気になりました。


というのは、昨夜、母が身体を洗いながら、


ねえ、かなり大きくなったと思わない?


と申しました。


どれどれと触ってみると、うーん、確かに。
長さは蒲鉾の板位、幅は3cm弱というところ。


2年前の88歳で、誤嚥性肺炎で入院した際に
CTスキャンと専門医の触診で癌と確定されて
います。


その時はピンポン玉くらいでした。
そもそも、しこりがあると言い出したのは、
86歳位のときだったと記憶しております。


80歳も越えて、乳癌が出来るとは思わずに、
そのままにしていました。


入院時に、癌と思われるが、生体検査をして
確定されるもの。
生体検査をするかどうかから、主治医と話を
しました。


主治医の見解は、年齢からして、癌が原因で
亡くなることより、感染症からの確率の方が
髙い。

生体検査でも、麻酔をかけるので、リスクが
生じる。外科手術をすることの効果と本人の
術後の生活を考えると何もしないことが一番
いいかもしれない。


長兄とも話して、今のところは何もしないで
いこうと決めました。


本人のピンポン玉という自覚症状から、5年
が経過。その前からしこりがあるのだから、
癌が発症して、10年弱になるのではないかと
存じます。


本人はもとより、介護するアタクシにとって
何がいいかは、気分よく、調子よく過ごして
欲しいこと。


それこそ、認識力が低下しているので、痛い、
痒いは我慢ならなくなっています。


口内にイボが出来たときの痛いと訴える頻度
は、思い出すだけで、胃がキュッと縮む感じ
です。


このままいけば、いずれは緩和ケアを受ける
ことになるとは存じます。



乳癌を放置すると、


癌自体の増大は、進行すると大きな腫瘤を作り
かつ皮膚にも浸潤する。皮膚に顔を出した癌は
壊死する。すると、乳房全体が腐ったように
なり、乳房の原型をとどめない。患部からは、
悪臭を放つ様になる。


そんな状態になって、母は我慢が出来るのだ
ろうか。


現在、痛みも何もなく、大きな塊があるだけ。
ガンモドキと説明はしておりますが。


お風呂のなかで、


うんにゃ、先生は癌が原因で死にませんって
言わはったよ。


そう、癌で死ななくて悪かったわね。


あっさりと「癌」という言葉を口に出す母。

放置の先がどうなるか、わかっていないだけ
ま、いいっか。


まだまだ、イヤミを言えるのだからね。