週一で、往診に来て下さる地域提携医の先生
「次から次と色んなことが起きますね」と、
笑っておられましたが、ほんとに、力づくで
ブリッジを抜いてしまうなど、次は何が出る
のか、ビックリ箱のお楽しみ!という日々で
ございます。


その都度、認知症が進んでいると思います。
アタクシもそれに振り回されておりますわ。



一口に認知症と言っても、人それぞれで違い
ますし、認知症を引き起こす病気の種類でも
違います。



認知症とは、色々な原因で脳の細胞が死んで
しまったり、働きが悪くなったために様々な
障害が起こり、生活する上で支障が出ている
状態(およそ6ヵ月以上継続)をいう。


認知症を引き起こす病気は、脳の神経細胞が
ゆっくりと死んでいく「変性疾患」という病気が
一番多い。


これには、アルツハイマー病、前頭・側頭型
認知症、レビー小体病などがあたる。


次に多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化
などで、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡ら
なくなり、結果その部分の神経細胞が死んで
しまう、神経のネットワークが壊れてしまう
脳血管性認知症。



認知症の症状は、中核症状と行動・心理症状
とが相まって発症する。


中核症状とは、脳の細胞が壊れることにより、
直接起こる症状、つまり、記憶障害、見当識
障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下
などをいう。


これらの中核症状のため周囲で起こっている
現実を正しく認識できなくなってしまう。


行動・心理症状とは、本人がもともと持って
いる性格、環境、人間関係などのさまざまな
要因がからみ合い、うつ状態や妄想のような
精神症状や、日常生活への適応を困難にする
行動上の問題が起こってくるこという。


引用元;厚生労働省 認知症への取り組み


元々の性格に、暮らしてきた環境や人生模様
によっても、また、高齢者が持つ独特な心理、
衰える体力や容貌など加味され、症状の出方
や期間も違ってきます。


日々、母の言動を見ておりますが、いつから
どのようになってきたのか。

アタクシ自身、最近、次第に記憶が曖昧模糊
となりつつりありますので、思いだして記録
しておこうと存じます。


現在のアタクシも、メモをしたけど、どこに
何を思い、書いたのかを忘れてしまうように
なってきました。


ひょっとして、同じことを数回書くかもです。
その際は、ご容赦くださいませ。


具体的に認知症の症状はどのようなこと起き、
どのくらいの期間、それが持続するのか。


最悪と思われた時期がありました。
それこそ、介護殺人ではありませんが、殺意
が芽生えたこともありました。


しかし、ある一定期間が過ぎると症状が変化
してきました。


そりゃあ、今でも、なんやねん!と思うこと
だらけですが、あの最悪な状態からすれば、
ウソみたいなのでございます。


それは、経験してきて、やっとわかるもの。

そのときは、これが延々と続くのかと、今と
違う絶望感に苛まれたものです。


「いつかは終わる」と言われても、その時期
悶々としてしまうです。


それこそ、夜の明けない朝はない。
そんな心境でしょうか。



しかし、日が昇っても、希望に満ちた朝では
ないことは確かですけど。


母の場合、認知症の発症は明確です。


アタクシの突然の入院が引き金となったこと。

それは、平成16年11月のこと。



今回は、ここまで、続きはまた。