ひとりで、のんびり暮らしているわけね。

今日も家に帰りたいという母。

切々と、ここ、介護老人保健施設(老健)で
過ごすことを、アタクシは、母に訴えました。

車椅子に座っての移動しか出来へんのよ。
一人でトイレへ行かれるん?

それに、あたしは、あたし自身の老後のため、
働かなくてはアカンねん。

家の中にママを一人残して、出かけることは
出来へんやろ。

だって、家で寝ているだけなのよ。

寝ているだけって、オシメを誰が取り替える
ねんな。

アタシが自分でやるわよ。


オシメを自分で取り替える?!
前代未聞なことを申しました。

それに、母の言うとおり、ひとりで暮らして
おります。

母の投げかけた言葉は、在宅介護を放棄した
アタクシにグサリと刺さりました。


おっかさん、もう、アカンねん。
トイレと言われて、ベットからポータブルの
トイレへ移乗させるだけの気力があらへん。


それをやっている人もいる。
でも、アタクシには、出来ないというより、
やりたくない。

もっと、言えば、母と一緒に暮らしたくない。

やっぱり、やっぱり、アタクシは鬼娘。

005

今日は、老健入所2週間経過のカンファレンス。

入院をすると、老健は一旦、退所になります。
退院して戻ると再入所となり、介護計画を、
作成することになるようです。

介護士、作業療養士、栄養士、看護師、ケア
マネージャーと、集まって下さるもの。

母は各方面のスタッフさんには、「ここは、
とてもいいところね。」と言っているらしい。

なのに、なんだ!、外面ヨシコな母。