高齢者は環境の変化に応じて自分を適用できる
ように変えていく適応力が低下します。

生活環境が急変した場合などに、体に不調を
起こしたり、気うつになってふさぎ込んだり
することがよくあります。


まさにその通りで、母は介護老人保健施設に
入所したとたんに、体調を崩し肺炎を起こし
ました。


今もなお、ときどき、帰り際には言います。

昨日も、

アナタが帰るのなら、アタシも帰る!

もう、今日は遅いやろ。
それに帰るには、Yちゃん(兄の名前)に運転
して貰うからね。
Yちゃんと一緒のときでないと。

ま、この頃はこういう一言で、黙るようには
なりました。

以前のように、スタッフさんに喰ってかかる
ようなこともなく、ずいぶんと慣れたきたと
存じます。

せっかく、こちらの老健に慣れてきたのに、
特養へ引越しとなると、また、環境の変化で
入院騒ぎになるのではないかと危惧しています。


昨日は、母に横須賀の特養の話を致しました。

横須賀にわんちゃんがいる、ここと同じような
感じで療養出来るところがあるねん。

そこは個室で、わんちゃんが各お部屋にも、
食堂にも自由に駆け回っているとこやねん。

わんちゃんがいるっていいと思わへん?

いいと思うわよ。
でも、なかなか、空きがないんじゃあない?


ひょえ~!、現状をよく把握している・・・。

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聞いたこと、言ったこと、すべて忘れてしまう
から、「いいと思うけれど、空きがない。」
と母自身が答えたこと、覚えてないだろうな。

犬がいようと、自宅ではないことに、また、
「アタシを騙したわね。」と言うかも・・・。