母の施設(特別養護老人ホーム) では、月曜
から金曜まで、午後4時から集団リハビリが、
あります。

集団リハビリと言っても、6人~7人がそれぞれ
やりたいことをする、
例えば、かぎ編みでコースターを作っている
母のユニット(2-1)のお隣(2-2)のビーグルの
チコちゃんのお母さん。

脳梗塞の後遺症のため、左手が少し不自由で、
棒編みに挑戦している普通(認知症ではない)
入所者さん。

同じく後遺症だけど、重症なので、いつも、
言語と手のリハビリをしている方。

母のユニットのトイプーのココ君のお母さんと
キャバリエのナナちゃんのお母さん。

そして、集団リハビリの提唱者の猫の佑介君の
お母さん。


佑介君のお母さんの提案で、8月に花火の図柄の
大きな千切り絵を作ることになりました。

個々の症状に合わせて、色紙を千切るのですが、
ココ君のお母さんは、色別に千切るのを理解
することが出来ず、色んな色を混ぜてしまう。

そこで、母とその色んな色が混じったものを
色別に分けることをしました。

しかし、10分位すると母は飽きてしまったか、
申しました。

アタシ、くたびれた。

じゃあ、あたしが色分けするから、ママは、
前回のトマトときゅうりの絵、もう少し塗って
みたら、どない?

いつもならば、いちいち、アタクシに、ここは
どの色を塗るのかと聞くのですが、すでに、
色が入っているので、自ら、色を選んで塗り
始めました。

またまた、10分位たったところで、同じように
疲れたと言い出しました。

アタクシの色分けは、まだ終わらず、

じゃあ、何もしなくていいからさ。
あと、少しで終わるから、待っててや。

わかったと言い、しばらくは大人しく、また、
自分の塗った絵に色を入れ出しました。

黄色がないのよ。だから、赤にしたわ。

おっかさん、黄色はちゃんとあるんやけど。

母には白内障があり、手術を勧められており
ました。

色がよく見えないのかもしれません。


今回、わかったのは、色の区別がつかないと
言うこと。

興味を持たないと、すぐに飽きること。


それでも、今回の絵は油絵のようだと、チコ
君のお母さんが褒めて下さり、母は嬉しそう
でした。

001

アタクシが一緒に行けば、短時間でも何かしら
出来ます。

いつも、ユニットのリビングに座りっぱなし。

集団リハビリもおなじみさんになりつつある
ので、もう少し、母を引っ張り出しますか。

アタクシも将来の予行演習になりますしね。