なんとなく、しんどいと言って、ベットで寝て
いるのだろうかと思いつつ、母のユニットに
入りました。

母はリビングに復帰していました。

横須賀の、この特養(特別養護老人ホーム)に
入所して、2回目の発熱でした。

前回は、「お熱が出ました。」と言われてから
面会に行く度に、クタ~とした感じで、時折、
テーブルに突っ伏していました。

今日は、いつもの母に戻っておりました。

しかし、額に手を当ててみると、じんわりと
熱い。

熱が出ないときは、もっと、身体がヒンヤリして
おりますから、やはり、微熱があるようです。


熱なんか、ないわよ。
そうねえ、手首が痛いのと、胸が押されるような
だけで、大丈夫よ。

確かに唇の色も目つきもしっかりしておりました。

リビングから、母の居室へ行き、ベットで横に
なるかと聞くと、寝なくていいと申しました。

で、いつもの面会といった感じ。

ここは、緑がきれいねえ。

お定まりの会話に、足をマッサージして・・・。

そのうち、時間が3時となり、母の周りをウロ
ウロしていたワンコ達も、其々の定位置に、
リードで繋がれました。

さぁ、おやつやからね。

居室からリビングに母を連れて行き、アタクシは
部屋を片付けていました。

聞こえてくるのは、ココ君のお母さんと話す、
母の張りのある大きな声。

今日は、アタシ達、どうするの?

帰宅願望があるココ君のおかあさんが、

帰りたいのよね。

と言うと、母は待ってましたとばかり、

そうよね、5時になったら帰る支度をしましょ。


おっかさん、今日もお泊り、明日もお泊り、
ずっと、一生お泊りなんよ。

「帰る」と言い出すということは、母、本人が
言う通り、体調は大丈夫なようです。

016

この先の右側に施設の建物があります。

この道は、近道なので、通っています。

鶯は、まだ鳴いていますし、セミはミンミンと、
ヒグラシはカナカナと。

緑が綺麗と言うだけある、山の中でございます。