これは、アナタの責任よ。
アタシがやったわけじゃあないからね。

母はセンスを問われることをやると、いつも
そう申します。

物を作ることで脳の活性化をしているわけで、
センスがどうのこうのではないのに。


先日、母の居る施設(特別養護老人ホーム)で、
集団リハビリのなかで、クリスマスリースを
作りました。

クリーニングの針金ハンガーを丸くし、そこに
グリーン系の布を巻き、土台にしました。

リボンのポンポンボウと毛糸のボンボンを
土台につけていくだけの簡単なものなんです。


ハイハイ、おっかさん、センスのない娘が、
作ったということにすりゃあ、よござんしょ。

それでも、事前に作っておいた(母は作って
おりませんが)ボンボンを、いくつか選び、
いちいち、母に聞くようにしました。

言葉通りにアタクシがやってしまうと、母の
おヘソは曲がってしまいますから。

それに、結構、うるそうございますもの。

そうねえ、ここに緑があるから、赤ね、そう、
赤だわ。

さらに、リースに結びつける段になると、母が
言いました。

アタシがリースを持ってるから。

しかし、土台のリースを持たれると、逆に、
付けにくい。

さらに、家の片付けで指先がアカギレ状態に
なっているアタクシには、痛くて結べない。

すると、母がまたもや、申しました。

貸してごらん、アタシ、やるから。

ま、今まで母娘関係もこんなもんでしたから、
逆らわずに、逆らわずに。

いつもならば、30分で「トイレ、行きたい」と
叫ぶ母ですが、しっかり1時間は何も言わず
でした。
トイレと言い出した母を、先にユニットへ。

そして、戻って最終的な体裁を整え、片付けを
してユニットへ行くと、すでに食事が始まって
おりました。

あら、それ、どうしたの?
アタクシが持ってきたリースを見て母が申し
ました。

003

先日、本を二階から階下へおろした作業で、
腰痛に。

翌日の仕事先で、その話をしました。

引っ越しの際は、持ち上げるよりも引き摺る
ことと言われました。

当分、腰痛は治りそうにありません。