2名の定員割れをしていた母の施設(特別養護
老人ホーム)のユニット。

昨日、お一人、ヨーキーを飼っている婆様が
入所されました。

ちょうど面会に行ったとき、入所されたところ
でした。

ヨーキーが2匹いました。

あれま、2匹一緒に?と思ったら、1匹は家族の
飼われているワンコ。


入所者さんと一緒に暮らすのは、ミック君。

この子、とっても賢い。

入所者さんのお部屋のドアが開いていたので、
アタクシは座り込んで手を出しました。

ミック君は部屋と廊下の境ギリギリまで来て
尻尾を振ってくれ、頭を撫でさせてくれました。

しかし、彼はそれ以上、廊下に出ようとしない
のです。


さらに、入所者さんのご家族が荷物を取りに
ユニットを出ようとすると一緒について行って
しまいました。

スタッフさんも気が付いておらず、見ていた
アタクシが、思わず、

ミック、ミック、こっちへおいで。
一緒に行ってはダメよ。

そういうと、パッと回れ右をして走ってきて
くれました。


飼い主の婆様の立場と、ここが「施設」という
ことも理解しているように思えました。

ミック君に爪の垢があるならば煎じて母に飲ま
せたいものです。


003


この日はリハビリでした。

リハビリがあるときは、いつも夕食の配膳が
始まる頃に施設を出ます。

ユニットリーダーさんがミック君のお母さんを
会話の出来る母とココちゃんのお母さんに紹介
していました。

そろそろ、夕食が始まります。
みっちゃんさん、これからお隣に座るNさんです。
お願いしますね。


Nさんね、ここは大丈夫よ。
誰も取って食う人はいないから。

母がミック君のお母さんに向かって言いました。

入所早々に、亡きKさんを泣かしてしまった母。
おっかさん、取って食うのはアータやんか。
お願いだから、苛めっ子気質、出さんといてね。