友人から桜味のかりんとうを貰いました。
細くて、サクサクして、ほんのりと桜の香りが
する、麻布かりんと、の、桜かりんと。
入れ歯がピッタリと合っていないため、固い
ものを食べられない母にもいいかもと、施設
(特別養護老人ホーム)の面会に持って行き
ました。
あら、甘くて美味しいわ。
おっかさん、桜の香りと味、せいへんのぉ!
これね、桜の味のかりんとう、なんよ。
そお?、でも、甘いわよ。
母の食レポは、「甘くて美味しい」のみ。
はいはい、桜の香りが、なんていう反応を期待
したアタクシが間違っておりました。
甘くて美味しい、そそ、それでよござんす。
老舗の羊羹も、スーパーの羊羹も同じ味。
それは、10年間の在宅介護でもわかっていた
はずなんですが、ついつい、期待してしまう
のです。
母のお花見は、居室の桜の絵。
桜がきれいねえ。
それも、それでよしとしないと・・・。
ユニット定員10名のところ、人手不足で欠員の
ままでした。
ココちゃんのお母さん、ミック君のお母さんと
入所され、今日、また、新たに入所された方が
います。
母の状態とは真逆の様子。
身体上は問題がないのですが、全く無表情で、
行動もない。
でも、家族の顔を見たときに、微かですが、
ニッコリとされていました。
認知症もいろいろ、なんですね。
母もいずれはそうなる、じわじわと・・・。
と、思いました。
コメント
コメント一覧 (4)
母のお花見ドライブの後日談です。
翌日、施設の人が、お花見に行ったの? と母に聞くと満開の桜をみた、というようなことを言ったとか。ただし、お花見にいったのが私とではなく、施設の人に連れて行ってもらった、になってたのだそうです。
またお邪魔しました。
老舗のもスーパーのも同じ…うちもです!
かつては、⚪⚪の羊羹 ⚪⚪のケーキ ⚪⚪の~と喧しかったものですが、今は糖尿で制限しており甘味に恋い焦がれているのでしょう。
甘ければいい、ようです。
ただそんな様子を見ていると、色々制限までして長生きするのはどうなのと。
もうちょっと弱々しくなったら、何でも好きに召し上がれと差し出しちゃうかもしれません。
おいしいと感じておいしいと言ってくれるうちですもの。
そういう反応もいずれなくなってしまうかも、ですね。
お花見を見たことは覚えているけれど、誰と行ったかわからない・・・。
切ないですね。
両方忘れる母のほうがマシかもしれないと思いました。
そうやって、だんだんとすべてのことを忘れていくんですね。
窓から見える衣笠山は、山が桜で白く見えます。
記憶がなくなっていくのならば、なるべく、見る物を見て、
美味しい物を今のうち、味わいたいものだと思いました。
糖分の制限があるから、お母様も甘いものは、どんなものでも、
美味しいと特に思われるんですね。
そそ、昔は、和菓子なら、ここ、ケーキはこのショップとうるさかったです。
今の母は、お菓子なら、何でも美味しいと言っています。
この施設は、塩分など制限はしていますが、精密にはしていません。
むしろ、味が薄く、美味しいと感じないよりも、少し塩を効かせてと
いうスタンスです。
私も長生きよりも、本人が美味しいと感じる濃さでいいと思っています。