先生!、水色の薬はまだなの?
待ってるんだけれど。

母の施設(特別養護老人ホーム)のユニットに
いる6匹の犬達のうち、大喜と文福の散歩を
終えて帰ろうとしたとき、母の大きな声が、
聞こえました。

夕方6時を過ぎたユニットでは、全介助の入所
者さんを除いて、ほぼ、皆さん、夕食が終了し、
薬を飲む頃でした。

母は、スタッフさんの名前を覚えられず、
誰構わず、先生と呼びかけています。


どうも、母自身の薬ではなく、お隣に座って
いるミック君のお母さんのようで。

あら、言わなきゃだめよ。

母の声は響くものの、内容はわかりませんが、
ボソボソとミック君のお母さんの声が聞こえ
てきました。


推測するに、夕食が終わって、それぞれの薬と
水が配れていたような。

母は薬を飲んだらしく、ミック君のお母さんが
「薬がまだ」と母に訴えたようなのです。

待っているのは母ではないことがわかりました。


ちょっと、待っててくださいね。順番ですから。

今日の遅番は、今年、入った新人さん。

おっかさん、それをお節介というもんや。

とっとと配られるときもあろうけれど、遅い
ときもあるんよ。


スタッフの皆様、イラッと来ることもござい
ましょうねえ。

感謝です。

005

38℃とか40℃の気温。

沖縄よりも高い気温です。

高齢者ばかりでなく、私達も気を付けましょう。