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母の施設(特別養護老人ホーム)のワンコ、
大ちゃんの散歩から戻り、ユニットのドアの
前に来たとき、母の怒鳴り声が聞こえました。

また、なんか気に障ったことがあったのだと
わかりました。

元来、気が強く、自分の意に添わないことが
あると不機嫌になる。

イジメを苛めと思わず、正義感を振りかざす。

認知症発症前は、理性で感情をコントロール
していました。

相手を慮ることも出来ておりました。


発症してからは、認知症特有のあのジコチュー。

全く、相手のことは考えません。

本能のままに。


ユニットのドアを開けるとミック君のお母さんが
ご自分の部屋へ行く姿が見えました。

おっかさん、また、お隣さんを苛めたぁ?!


以前、今は亡き、穏やかなKさんを泣かして
しまった母。

せっかく、おしゃべりする相手が出来たのに。

ミック君のお母さんは認知症ではないから、
母からの無意識な仕打ちは忘れることはない。


大ちゃんの次には、文福の散歩。

後で、ユニットリーダーさんに聞こう・・・。


二匹の散歩も済んで、ユニットリーダーさんに
母の怒鳴り声の経緯を訊ねました。

ココちゃんのお母さんが、食事中に急に立ち
上がってしまい、母がびっくりしたらしゅう
ございます。

母は文句を言い、食事の途中だけれども席替え
を要求したのだそう。


お食事の途中での移動は無理ですと申し上げ
ました。

みっちゃんさんの場合は、遠回しに言うより、
はっきり、ダメですよと言ってしまったほうが
おわかりになるようです。

そして、みっちゃんさんの視野から外れると
スッと忘れてしまわれるので。

母にはまだ喜怒哀楽があるようです。


怒鳴った相手が、若年性認知症のココちゃんの
お母さんでよかった。

おっかさん、アータも認知症なんよ。
お忘れなく・・・

って、即、忘れてるよね。

005


母のところへ行く途中、ドデッとこけてしまい
ました。

石畳の歩道のでこぼこに躓いてしまったよう。

スットプモーションの如く、地面が近づいて
きたのがわかりました。

だから、でしょうか。

手のひらで身体を支えたようです。


すぐ、そばで信号待ちをしていたオバサンに
びっくり顔で「大丈夫ですか?」言われて
しまいました。