11月に入り、朝晩が寒くなって参りました。

そろそろ、母の施設(特別養護老人ホーム)で
使っている掛布団を冬用に取り替えようと思い
ました。

11月になったけれど、この掛布団で大丈夫?

大丈夫だけれど、もう、11月なの?
28日は、アタシの誕生日ね。

そうや、それで、ママ、幾つになったん?


鬼娘のアタクシ、たぶん、年齢はわかってない
と踏んで、わざと聞いてみました。

案の定、母は一瞬、うろたえました。

幾つ?、そんなの、知らないわよ。


誕生日の月日は、記憶があるのに、年齢は、
わからない。

なんと、都合のよいことで。


28日で、94歳になるんよ。
四捨五入して、まだ、90歳だけれど、来年は、
100歳になるんよ。

母は全くどこ吹く風。

100歳と言えば、一世紀なんやから、すごいよね。

一世紀と聞き、母の目が大きくなり頷きました。

実年齢への自覚がないようです。

002

90歳を過ぎたという感覚がないからでしょうか、
しっかり、100歳まで生きるつもりのようで
ございます。