その婆様をアタクシが見たのはいつだっけ?

いつもの定位置で、いつものふりかけをのせた
小さな真ん丸なご飯を手に持って食べている
入所者さん。

えっーと、今は面接謝絶前と同じ、一日おき
だから・・・。

そうそう、一昨日のこと。

いつもと変わらなかったのに。


母との面会を終えて帰ろうとすると、看護師
さんがユニットに入ってきました。

どうですか?、水分、摂れてます?

さっき、スープをと吸い口で差し上げたら、
口に含んだと思ったら、ブヮーッと噴出されて。

アタクシは、帰り支度をしながら、皆さんが
いる部屋を覗いてしまいました。

スタッフさんが看護師さんに報告していました。

お小水は、出ています。

Sさん!、少しでいいから、お水を飲みましょ。
お肌がガビガビになりますよ。


看護師さんが、覆いかぶさるようにして吸い
口を持ちながら、言いました。

すると、寝ている婆様の頭がイヤイヤをして
いるのが見えました。


飲み込むことが出来なくなったようです。

スタッフさんが看護師さんに言ってました。

どうも、皆さんの会話から終末期なんだと
思いました。

今日はスタッフリーダーさんが休みの日の
ようで、電話を入れておくとのことでした。


このブログにコメントを下さる山椒魚様が、
ご両親の介護の様子を、それも、終末期と宣言
されたお母様のことを記しておられます。

認知症はどう看取る?

アタクシもいずれ、こうやって母を看取るのだ
と覚悟させられています。

そうなんや。
こんなに突然、状態が変化するものだと考え
させられました。

019


エレベーターホールで一緒になった看護師さん
から、言われました。

皆、私達もこうやって、終わりを迎えるんですよ。
だから、私は、足腰を鍛えて、歯の保存をと
思い、歯医者に行ってます。

歯のこと、忘れてました・・・。
歯医者は嫌いと言わず、ケアを致しましょ。