まぁ!、アナタ来てくれたのね!

これが、毎度の母の第一声。


昨年の9月に転倒して右膝を強打した母。

それまでは、昼食後からおやつまでお昼寝の
ため、ベットで横になっていました。

お昼寝以外の時間は、老人ホームにありがちな
リビングでずっと座っている、という状態に
いました。

膝を強打し、1ヶ月間部屋での食事を余儀なく
されていました。

そんな中でも、負けず嫌いの性格というか、
大正生まれの底力というか、痛い痛いと言い
つつも、それまで、嫌がっていたポータブル
トイレを使い、今では、スタッフさんの介助
なしでも出来るようになりました。


膝の痛みが軽減し、車椅子に移乗出来るように
なり、今は、食事はリビング出てきています。

ベットで横になると、痛む膝を自分でコント
ロールして足を動かしているようなので、食事
以外は、部屋にいるようになりました。

現在は、面会は常時、部屋でという状況です。

そのため、アタクシは、さぁ、帰ろうとする
ときは、食事のためにリビングへ出るという
状況を利用します。


どこへ行くの?

車椅子に移乗した母には、何が何だかなので
しょう。

これも、いつも聞きます。

お夕飯なんよ。

リビングのテーブルの前に母を連れて行くと、
これまた、母は言います。

アナタと一緒に帰るからね。

アタクシが一番聞きたくない言葉なんですが、
我慢して、

部屋を片付けてくるからね、ここに居てや。

うん、待ってる。


母の目の前から、アタクシが消えると母は、
アタクシが来たことを忘れてしまう。

それを利用するのですが、母の部屋から、
ユニットの出入り口へ向かうには、リビングを
通らないと行かれません。

荷物を持って、壁の陰から、「家政婦は見た」
というスタイルで、母がこっちを向いていない
ときを見計らって、ササッと通り過ぎる・・・。

ときどき、失敗するんです。

アラ、娘だわ。来たのに、アタシを無視する。

仕方ない。再度、また、母に声をかけるんです。

出入り口に荷物を置いて、もう一度、

部屋を片付けてくるからね。

うん、待ってるから。

そして、アタクシは、部屋とは逆の方向へ。

違う方向へ行ったとはわからないのが幸いです。

018

関東地方は、朝から雨でした。

花粉もそんなに飛ばないのではと思いがちです
が、いやいや、飛んでます。

目が痒い・・・。

今回は鼻の症状がないだけ、いいのでしょう
けれど。

目ん玉を出して、流水で洗い、ポンッとまた
はめ込みたい。

かゆい。