そろそろ、母の爪を切らなければ・・・。

3週間だと爪は伸びすぎる、2週間を少し出た
ところで。

母の爪切りで、切る際の長さに気を遣うのは、
在宅介護中の経験によります。

認知症を発症して、しばらくすると爪を自ら
切らなくなりました。

放っておくわけにはいかず、アタクシが切る
ことに。

切らせてくれるのはいいのですが・・・。


母はギリギリまで短い方が好きでした。

そのように切るには、爪切りの刃が指先に触る
ようで、痛い!と言って手を引っ込めてしまい
ます。

痛い!と言うだけならいいのですが、あの
エクソシストの悪魔だったときの母は、それ
だけでは済みませんでした。

手を引っ込めて、ニタリと笑い、申しました。

あのセリフ・・・。

アナタ、そんなにアタシのことが憎いのね。

だから、と言って、途中で切るのをやめるわけ
にもいかずに。

アタシが早く死ねばいいと思ってるでしょ。

そういう罵詈雑言を聞きながら、息を詰めて
切りました。

冬でも、汗が出るほど緊張しながらでした。

それは、今でも同じ。今日も同じ。

母の指を持って、息を詰めて・・・。

そうしている間も母は話しかけてくるのですが、
返事が出来ません。

あーとか、うーとかで誤魔化しています。

あと、小指の爪を切れば、しばらくは爪切りを
しなくてもいいんだから・・・。

汗をかきながら、切り終わり、ほぅーと息を
吐き出します。

はい、終わりや。

気持ちよくなったわ。
そりゃ、よかったやん。

また2週間、爪切りせんでも済むんやぁー!

009

このブログにコメントを下さる方で、お母様が
絶対嫌だと、誰にも爪を切らせなくて困って
おられました。といって、自分でも切らない。

それに比べれば、切らせてくれるだけでもいい
のかもしれません。

結局、訪問介護で看護師さんに切って貰ったと
コメントを頂きました。

なんで、介護する家族を困らせるのでしょうね。

ま、それが認知症ですから。


このブログをお読みくださり有難うございます。

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