連休中の母の施設(特別養護老人ホーム)は、
面会にくる家族が増えるわけでもなく、常連の
顔ぶれのみ。
いつもと同じ雰囲気が流れています。
集団リハビリもなく、犬の文福の散歩を終えて、
母の部屋へ行くと、小一時間の面会になります。
そのときに流れているテレビの内容から話を
するか、頻繁に部屋に来てくれるトイプーの
ココを捕まえて、アタクシの膝に乗せ、母に
触らせたり・・・。
(文福が、向いの陽の当たるところで、座って
いました。スマホを向けると何?とやって
きました。)
それでも、母が口にすることは、これまた、
いつもの、
アタシの今日の予定は?
アタクシは、いつもの内容を返事します。
明日は、お医者様の健診があるから、ここに
お泊りなんよ。
なんで、アタシは帰れないの?
右膝が痛くない?、転んで強打したからね、
それに、左大腿骨を骨折したから、立ち上がる
だけで、歩かれへんのよ。
答える度に、胃がキリキリしてきます。
こういう会話を何回も繰り返した上にグサリと
刺さり、ズタボロになったのは、
じゃあ、明後日にはアナタが迎えにくるのよね。
そういう母に、それはないとは言えず、
そうやね。
アタクシは、ウッとなりながら、答えました。
帰りたいと言わなくなるのは、認知症後期で、
それも、終末期になってからでしょうね。
連休は関係ないのですが、母との会話しかない
というのは、辛いことです。
早く集団リハビリが始まって欲しいと思って
おります鬼娘です。
ブログをお読み下さり有難うございました。
応援頂ければ、幸いです。
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コメント
コメント一覧 (9)
物理的にも帰宅は無理なのですから、あんずさんがお心をいためられませんように。
もうすぐ退院だねー。早く帰れるといいねー。と手をスリスリなさってやり過ごされますように。
鬼娘さんは、お心鬼にあらず。ヒリヒリなさるお心は優しさのあらわれ。どうかどうか、あんずさんのお心が穏やかに癒されますように。
10連休とはいえ、私にとってはいつもと変わらない日々で、今日も母の所に面会に行ってきました。
元々私は家が好きなので(認知症発症率高しですね)、格別どこかに行きたいとは思いませんが、面会に行くことしか用事がないというのも、アレですね。
あんず様のお母さまも、いつもの言葉が毎回出るんですね。あー、もう!またそれー?ですよねぇ。
うちの母も同じ。父はどうしてるのか、と行くたびに聞かれます。
亡くなった事が、分からないんです。
くよくよと気にする性格の母なので、はっきり理解出来てたら、それはそれで辛いかもしれませんが。
毎回聞かれ、一から説明し直すので、いい加減こちらもおかしくなりそうです。
で、ひと通り説明すると、「私も死にたくなってきた。生きてたって何も良いことない。」っていつも言うんですよね。きっと、そんな事言わないで長生きしてよ!と言って欲しいんでしょうが、言いませんよーだ。
でもね、母は幸せです。娘が頻繁に面会に来てくれて、愚痴ることも出来る、嫌がるリハビリも娘の付き添い付き、季節毎に洋服を入れ替え洗濯もしてくれる‥‥、よくやってますよ、私。
褒めてあげたいです。あんず様も、ここに集う皆様も、どうかご自分を褒めてあげて下さい。
ウチの母の記憶回路は、録画時間が10分くらいしかないドライブレコーダーみたいなものじゃないかなと思います。10分経ったら次々と上書きされて消えていく、そんな感じなんでしょうね。
なのに、なんで家に帰るということは忘れないのか?
【帰りたいと言わなくなるのは、認知症後期で、それも、終末期になってからでしょうね。】
ウチの母は認知症後期じゃないんでしょうか?
結局、全く発語しなくなるまで「家に帰ろう」と言い続けるんでしょうか?
息子の顔も忘れているのに「家に帰る」ということだけを覚え続けてるとはwhy?
もう頑張らなくても良いからスカッと全部忘れてくれ~~
先日、年下の友人Aから介護の相談を持ち掛けられました。Aは姉と二人姉妹。二人とも結婚して大学生と高校生の子供を抱える世代。一人暮らしの実母が認知症になったと言う。不安でどんよりしていました。
私は‥‥逃げろと言いました。逃げられるなら逃げた方が良い。どうせ自宅介護しても続かない。それなら『独居の認知症』という緊急性の高い状態で施設を探した方が有利。その方が安全に介護できる。罪悪感があるのなら金銭の援助をすれば良い。
彼女は真剣に話を聞いてましたが、逃げるか、立ち向かうか、どうするんだろうと気になっています。逃げ遅れそうなタイプなんですよね。
コメントを頂き有難うございます。
そうなんです。「家に帰ることはない」と言えないこと。「認知症がやってきた」という本のなかにも、適当に嘘もつけるのに、どういうわけか、母親に対しては言えず、チクチクと胸が痛むと書いてありました。母は認知症を発症する前は、どちらかというと毒親のジャンルに入る人でした。子供達には、無言の圧力をかけて、人生を自分の思うようにしたいタイプ。兄二人は、あるときから、我が道を行くでしたが、私は未だに、頭が上がらず。認知症になってからは、逆転はしましたが、おっしゃる通り、べったり。そそ、鬱陶しいです。ですが、それを、振りきって私自身の人生をいくことも出来ず。今は、目の前のことをやっていくほかないと思っています。「今は杖ではなくて、背中に負ぶってるような」、そうですね。杖でいいんですね。アドバイスを有難うございます!
いつも、ブログを見て頂き、有難うございます。
子供のころから、母の顔色を窺って生活してきた私です。
結婚に失敗したのも、こういう私の性格が災いしていました。
いつも、「大腿骨を折ったでしょ、右膝が常に痛く立つだけで
歩けないよね。それに心臓もよくないよね。だから、24時間の
見守りが必要なんよ。」とグダグダと納得するように説明しています。
でも、一昨日は、それが面倒になり、「明後日、迎えに来るから。」と
言ってしまい、しまった!と思いました。
やっと、帰る際は、母をトイレに連れて行って貰い、
私が来たことを忘れている間に、ユニットを出るようになりました。
以前のように、母の顔を見ながら、バイバイと手を振らずに済み、
心軽く、帰れるのですから。
これから、母のところへ行きますが、
手をスリスリ!に努めましょう。有難うございました。
はるはる様もお疲れ様でございます。
私も10連休は関係なく、そそ、どこへ行きたいという気もなく、
アハハ、面会に行くことしかない・・・。同じです。
毎回、言われると、気が重くなりますね。
たぶん、今日もこれから行きますが、
「今日のアタシの予定は?」と聞くんだろうな。
集団リハビリがなく、気分転換的なこともない。
なるべく、4時過ぎになるように行きたいです。
「でもね、母は幸せです。娘が頻繁に面会に来てくれて、
愚痴ることも出来る、嫌がるリハビリも娘の付き添い付き、
季節毎に洋服を入れ替え洗濯もしてくれる‥‥、
よくやってますよ、私。」
私もです。
はるはる様、よくやってますよ!!
「10分経ったら次々と上書きされて消えていく、」
そそ、その通りです。
先日、施設で竹の子尽くしの食事が出ました。
猫の佑介くんのお母さんは、ちゃんと、豪華なメニューだった
と感想をおっしゃいました。
母は、というと、「アタシは、ご飯を食べてないのよ。」と
おっしゃる・・・・。その一瞬は、「アタシ、竹の子、大好き」と
言っているのは想像できますが。
福童様のお母様が認知症の後期であるとしたら、母が後期になっても
「家に帰る!」と言い続けるんですね・・・。ガックリです。
と言うのは、ここ6日ほど前から、あんず様のブログの更新がなく、どうなさっておいでかと思っておりました。
が!!
いつもはスマホに登録したサイトから入室するため、更新の題名がついていればサイトに入るのですが、6日前から更新の記載がなかったのです。
今日、久しぶりにiPadで見ましたら、たくさんの更新があり、驚きました。
なんなのでしょう?(^^;
あんず様
同じ事を何度も何度も聞かされたあげくに、何度も何度も同じ事を話さなければならず、
おまけに「嘘」を言わなければならないなんて、苦痛ですよね。
お察しいたします。
GWなのに、いつもと同じ人しか訪問がないというお話。
そうやって割りきれる人は、楽だよなあ~と思います。
私たちは、割りきれないから介護を背負っているのですから。