昨日、母の施設(特別養護老人ホーム)では
2年に一度の監査が終了し、作業療法士さんも
やっと、集団リハビリに戻ってきました。

なんで、アタシがこんなことをしなきゃ、
なんないのよぉ!!

いつものように、大声で悪態をつく母。

それを聞いて、あらら、と笑う猫の佑介君の
お母さん。


運針をするのに、針目をどのくらいにとか、
真っ直ぐに編もうとか、考えるやろ?

そうね、考える。

それやねん、だから、リハビリっつーねんよ。

ふーん、頭を使うってことね。


おっかさん、ようわかってるやん。


もう、自分から糸の色を選ぶとか、今度は
どこを縫おうとか、自発行動はありません。

嫌だと言いつつ、ココからココまでと縫う筋を
説明すると、確かに一心不乱に縫っております。

そういう母をみていると、嫌だというと梃子
でも動かない状態だったのがウソのような気が
します。

認知症初期の頃に、こういう運針をやらせたら
きっと、目を吊り上げて言い放ったと思います。

なによ、アタシをバカにして!!



012

集団リハビリは1時間弱。

母は1時間と持ちませんので、15分位、遅れて
参加するようにしています。

ユニットに戻ると、入り口でスタッフさんが
待っていてくれ、アタクシと交代して車椅子を
押してくれます。

スタッフさんと、一言三言、話をすると、あら、
不思議、アタクシのことを忘れてくれます。

忘れたままにするため、姿を見せないように
して、スタコラサッサと、ユニットを出ます。


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