もうじき、午後4時50分。

施設(特別養護老人ホーム)に居る母の面会は、
土曜日の今日は、部屋のテレビを見ながら、
ときどき、ちぐはぐな会話をしていました。

テレビの内容は、漢方薬について。

それも、便秘に関してですから、母は珍しく、
真剣になって見ていました。

適当なところで、ぶった切らないと・・・。

しかし、なかなか、コマーシャルにならない。

すると、母の方から、言い出しました。

アタシ、トイレへ行きたい!

はいはい、それじゃあ、ズボンを・・・

今、すぐに行きたいのよ。

じゃあ、ポータブルトイレで、と座椅子に
なっている蓋を開けると・・・

あっちゃー、鼻の悪いアタクシにもプーンと
臭う・・・。

アタクシが来る前に、小も大もしていたんです。

こんな状態で出来るんかいなと、アタクシは
たじろいでしまいました。

母は、全く気にせずに、ベットからいざって
ポータブルトイレへ移乗しました。


母はどちらかというと神経質的なきれい好き。

それが認知症を発症してからというもの、
きれいさっぱり、そういう性格が消えてしまい
ました。

お風呂に入ることも嫌がり、無理やりというか
お願いして入って貰う感じでした。

認知症だから、仕方ないとしか言えませんが。

あー、さっぱりしたわ。

そう言って、車椅子に乗り、リビングへ。

010

トイレを済ませた母が、自分でリハビリパンツを
履きながら、

あら、こんなところにうんちゃんが・・・

見ると、塊ではなく、シミ。

夕食配膳時の忙しいとき、スタッフさんに頼んで取り
替えるのもなんなので、

大丈夫、シミだもん。

と言うと、母はそこを触って、その指先を見て、

そうね、大丈夫だわ。

認知症でよかった・・・・。


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