NHK連続テレビ小説「花子とアン」


大ベストセラー「赤毛のアン」の翻訳をした
村岡花子氏の生涯を、孫である村岡理恵氏が
書いた「アンのゆりかご」が原案です。




連続テレビ小説と称されるだけに、ついつい
毎朝見てしまいます。

結果が知りたいと思うこともございますしね。



毎朝、8時15分に母が申します。


アナタ、この内容、わかる?


アタクシは、その時々の心境によって返答を
変えております。


セリフが方言やからね、わかりにくいんよ。

とか、


この俳優さんの声が低くて、ボソボソしてる
からね。わかんないとちゃう?

とか、


毎日見てない(毎日見てますけど)からや。


以上は、アタクシの中に優しい気持ちがある
ときの対応でございます。


いつもの鬼娘では、


うん、あたしはわかるよ。毎日、見てるから。


と、あっさり、返答致します。


母は見てる間に、解説を聞きたがるのですが
それをやると、面倒なのでございます。

この時間は、台所で朝食の支度をするふりを
しながら見ております。



母はCMに対しても、わけがわからなくなって
きております。横文字も多ございますでしょ。
民放だと、途中のCMが鬱陶しいのでしょう。
突然にチャンネルを変えてしまいます。


CM前の番組の結果などは、お構いなし。
興味のあった内容でも、結果を見ることを、
忘れてしまいます。


番組の流れが澱みなく進行するNHKを、母は、
好んでおります。
特にニュースは、何も考えずに、見て聞いて
いるだけで済みます。

更に、1時間前のニュースは忘れてますから、
常時、母のなかでは、最新ニュースになって
いるからでしょう。


そして、どうしても覚えられないことがあり
ます。それは地上デジタル放送でチャンネル
番号が変わった2つの放送局。

現在の5と7チャンネル。
その都度、昔の10チャン、12チャンと言い添
えないとならないから、面倒でございます。



連続テレビ小説が、こんなのつまらないと、
言い出したときは、本当に内容が面白くない
のだと思っておりました。


そうではなく、認知症で内容がわからないと
いうことだったのです。


番組の全部が全部面白いと、アタクシも申し
ません。

確かに、だんだんと直近の記憶が覚えること
が出来なくなって以来ですね。