認知症という病気は、それぞれによって違います。
脳細胞が、性格が、環境が、と人それぞれ。

寿命もまた、さまざまな研究結果があり発症して
まもなくという人もいれば、母のようにすでに
10年を過ぎた場合もあります。

思えば、これはヘンだと感じてから、挙動不審な
行動や、中核症状が出るまでに、2年間くらい
あったでしょうか。

アタシが死ねばいいと思ってるんでしょ!

とか、

そんなに、アタシが邪魔なのね。

と目を吊り上げて、ニタリと笑った母の顔は、
悪魔。今でも忘れることは出来ません。

何度言ってもわからない、ジコチューな母。
認知症だから、仕方ないんだとアタクシ自身、
必死で自分にいいか聞かせたり・・・

当時は、悩んで、痩せてしまい、母の知人に
ビックリされてしまったほど。


そんな悩みに、同窓生の介護の先輩が、
アタクシに言ってくれました。

母も同じだった。でもね、亡くなる前には
好々爺、いやいや、好々婆になって、昔の
元の母に戻ったから。

杏さん、だから、大丈夫。
悪魔のままではないから。


当時、そう慰められても、長い光の見えない
トンネルの中に閉じ込められているようでした。

それから、何年経ったのか・・・。

今の施設で過ごし始めた頃は、母には好々婆的
要素はなく、それがアタクシには、辛かったです。

これじゃあ、姨捨山じゃあないの!

と言われているようで。

それが、今は、スタッフさんの言われるまま、
規則正しく生活して、角がとれたというか・・・。

様々な苦悩を乗り越えて、安定した状態に
達した認知症の本人は、過去の記憶からも
解放され、未来の不安も少なく、「今、ここ」
を生きる存在になられます。

心が安定して気持ちが前向きであれば、
「今、ここ」しかわからないなりに安心して
幸せな気持ちで過ごせます。

認知症でも心は豊かに生きている
長谷川和夫著

006

今日は、用事があり、横浜駅まで出かけました。

知人がデパートで展示会をしているので、
寄ってみました。

これが、コロナ禍か?と思うほどの人出でした。

そのうち、東京の感染者数が2,000人を超える
というのもありかもしれません。


Keep your social distance

基本に戻って、手洗いにマスク、消毒を忘れずに。
不要不急の外出は、やめておきましょう。
3密にならないようにしましょう。

ウイルスはとても身近に存在します。

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