脳神経外科専門医で脳ドックに携わるなかで
認知症の早期診断・治療の研究をされている
笠間睦先生のFacebookで紹介されていた本に
ついてです。
在宅介護から足を洗わせて貰ったけれど、
やはり、「認知症」という文字を見ると
ついつい、気になってしまいます。



今朝の朝日新聞『読書』欄において久しぶりに
認知症関連の著書が紹介されておりました。

書評を書かれた冨岡史穂さん(なかまぁる編集長)
は、以下のように語っておられます。

この界隈で最近、「確かさ」という言葉が
はやっている。

認知症医療の第一人者・長谷川和夫さんが
自らの認知症を公表し、「生きている上での
確かさが少なくなってきた」と語ったからだ。

自分が自分であることへの確かさが揺らぐ。
これほど大きな不安があるだろうか。

冨岡史穂さんのご指摘はもっともだと思います。
自分自身が失われていくことに対する不安は
とても大きいですよね。
(中略)
【臨床メモ】 認知症の本質「病識低下」
認知症といえばもの忘れが代名詞ですが、
認知症の本質は別なところにあります。

それが病識低下です。
自分の認知機能がどの程度低下しているのかを
正確に把握する自己モニタリング機能が衰えて
います。

例えば、単に記憶が低下しているだけでしたら、
メモ帳やホワイトボードなどで障害を補うことが
できます。

しかし、「自分のもの忘れはたいしたことは
ない」と障害の自覚に乏しいと、メモなどを
活用できません。

また、受診や介護を拒否します。
この自覚の乏しさこそが認知症の本質だという
ことが、室伏君士先生や小澤勲先生といった
先人により指摘されています。

特に、アルツハイマー型認知症や前頭側頭型
認知症で低下しています。


アタシは一人で留守番出来るわよ。
だから、アナタ、用事があるなるなら行けは
いいでしょ。

こう言って、今日一日中、用事があるから、と
デイへ行くことを母に告げると必ず返ってくる
言葉でした。

つまり、障害の自覚に乏しかったというか
乏しいことを認めたくなかった・・・。

どうすれば、認めてくれるのだろうかという
悩みは、最近までありました。

「認知症の本質は、自覚の乏しさ」

でも、どうやって認めて貰うか?
無限のループになってしまうのです。
認知症の治療薬がない理由の一つかもと思って
しまいます。

002

朝日新聞に書評が載った本について、お話を
するつもりが、笠間先生の投稿が主になって
しまいました。

この本は、明日、届くので、内容については
読んでからにします。

Keep your social distance & Stay Home

丁寧な手洗いに、消毒を忘れずに。
飲食はいつものメンバーで静かに。
話をするときは、マスク着用で。

お花見は立ち止まらず、歩いて、歩いて。
健康にもいいのでは・・・

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. かりん
    • 2021年03月28日 20:02
    • 母には父が入院した頃から、あれ?と思うことがあったので、日記を付けるよう勧めました。
      あの頃は父の一進一退の様子を付けたりして、一緒に一喜一憂したものです。

      今の母はその日記が日常となってますが、失われていく自分の記憶の確認になっているようです。
      毎日私が11時過ぎに行くと、いつもすがるように日記を読み返しています。「私、昨日デイへ行ってきてんね?」とか「私、〇〇さんと魚買って来たみたいやけど、冷蔵庫に入れたかな…あ、あったわ」と確かめています。
      しかし「ほんとに何でこんなに忘れていくんやろ…」と落ち込んでしまい、日記は母にとってほんとにいい事なんだろうか…と悩んでしまいます。

      『確かさ』がどんどん失われて行く事の不安に必死に耐えているんだろうなぁと思うと、一人暮らしさせていることに凄く罪悪感を感じます。

      でも…母と離れられる夕方5時過ぎから、翌日11時までは私にとってやはり必要で…
      今日も罪ほろぼしに、夕飯のおかずとおつゆを作り帰って来ました。

    • 2. あんず
    • 2021年03月29日 23:29
    • かりん 様、こんばんは。

      いまだに日記を書き続けておられるお母様、
      認知症とは思えませんね。
      日記を読み返すことが出来るのはいいことではありませんか?
      「忘れても日記を読み返して思い出す」
      これでいいとお母様に言ってみてはどうでしょう。
      不安を打ち消すものがあれば、安心されるのですから。
      一人暮らし、出来る間は、サポートも大変ですが、
      続けていたのほうが、進行しないかもです。
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