お年寄りに対して、三つの「かける」が大切
と、「おばあちゃんのアイドル」である毒蝮
三太夫氏は著書のなかで書かれています。
・笑顔で話しかける
・肩に手をかける
・気にかける
毒蝮氏は自身のラジオ番組で、高齢者に対し
“ババア、元気だったか?”とか、“ジジイ
なんだ、まだくたばってないのか。”などと
毒舌調で語りかけることで有名です。
高齢者には、「オバアチャン」と声掛けする
のではなく、苗字や名前で呼びかけようとも
推奨されています。
また、聖徳大学短期大学部客員教授であり、
介護に関する講義もされるそうです。
それはそれは、いいことだと存じます。
介護に携わる方々には有益でございましょう。
しかし、実際に介護をする家族には、絵空事
としか思えないんでございます。
アタクシが少々疲弊しているので、そんなに
簡単なことやない!と反感を持つのでしょう。
昨日のことでございます。
夕方4時半頃、母はアタクシに申しました。
アタシ、お腹がいっぱいなのよ。
お夕飯はいらないわ。
はいはい、そんなことを言うても必ずお腹が
空いたと訴えるのですから。
じゃあね、6時頃にご飯にすればいいかもね。
あら、7時でもいいわよ。
お腹がいっぱいだもの。
その「7時でもいいわよ。」を本気にした、
アタクシがアホでした。
5時半頃、階下から母が怒鳴りました。
アタシね、お昼も食べさせて貰ってないのよ。
お腹がすいたの!
目を吊り上げて言う母の顔を見て、にっこり
微笑んで、
そうだったのね。早くご飯にしましょうね。
なーんて、鬼娘が言えるはずもございません。
ご飯は7時頃がいいって言ったんは誰や!
だから、6時にはご飯にするからって言うたや
ないの!!
身体の調子がよくなると、一人では歩けない
ことを忘れて、トイレへ行くと申します。
アカンって、途中で歩けなくなるんやから、
ポータブルトイレでええやん!
絶対嫌だと申すので、ほな、勝手にしぃ!と
ほったらかしました。
トイレへ行くことは出来ました。
しかし、トイレの中から、
立ち上がれないのよぉ!歩けないのよ!
と叫ぶ母。
んもうっ!!だから、言ったやないの!!
鬼娘は、聞えないふりをしたくなるのです。
認知症だとわかってはいるものの、ついつい、
目を吊り上げた母を見たり、無理ということ
を理解出来ない母に遭遇すると、アタクシの
眉間にシワがより、ムッとした返事を返して
しまうのでございます。
毎日がこんな調子ですわ。
穏やかに見守るだなんて、まず、あり得ない。
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桃が嫌いな方っているのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (10)
穏かに見守ることなんてできません。
我が家ではむしろ、戦闘状態と言ったほうが近いです。
言葉は元気なお母さん、拝見してるだけでも疲れます。
あんずさんのムッとする気持ち、よく分かりますよ。
毒蝮三太夫氏の三つのかけるも、我が家では全くしておりません。
認知症と言うのは、本当に厄介な病気ですね。
普通なら弱っている人には、やさしい気持ちでカバーしてあげたくなるのに。
イラっとさせられることが、こんなに多い病気だなんて、
病気ならもっと弱々しくなってほしいです。
以前、ホームのケアマネに言われたことが、否定しては、
駄目。肯定してからと、、、夜中に何度も同じ事を繰り返されたら
そんな余裕など、、、私のなかで、言っている事は、変だけど、
おかしくないと、思うから腹が、たつ、、、ケアマネは、
おかしいと思って、相手をするから、、、しかし、たぶん、
それで、親が、馬鹿にしていると、、感じるらしい、、
迎えに行って、不機嫌なときが、何度か、ある。
こんばんは。
病気だったら、弱々しくしてほしい。
まさに、そのとおりです。
なんでも、出来るからほっといて、ではなく、
よろしく頼むわね、でいいじゃあないかと思うのです。
ほんま、戦闘状態ですね。
こんばんは。
私も主治医に言われました。
「貴女が否定したり、怒鳴ったりするたびに
脳にダメージを与えることになります。」
もう、母の脳はもとに戻らないんですから、
私のストレスを先に考えます。
デイケアでやっているドリルをみると、
もう少し、レベルの高いものをやって欲しいと
思いますね。
否定しないようにと言われても、毎日、毎時間
言ったり、したりされると、肯定なんか出来ませんよね。
ほんと、施設のスタッフさんは、少々バカにしているの?と思うときもあります。
こんなの無理です。
たまにしか会わないなら頑張ってやっちゃいます。
もしくはお仕事なら・・・
相手が認知症であろうと無かろうと
老人と向き合うって同じだなぁと思います
こっちのことは否定するばかりなのに
否定したらものすごい怒りますもん
テレビや新聞でこんな話を見つけたら
「はらほら、笑顔で話しかけなあかんねんで〜」
「やさしく身体を触るのがいいんやで」
などと強要してくる分、たちが悪いかもです。
はいはい、母は大切です。
でも、離れて下さい!って叫びたい!
こんにちは。
ツイッターの介護士の方が、「仕事だから、笑顔で出来るので、ご家族の方は無理ですよ。仕方のないことです。」とリツィートを頂きました。
はるる様のお母様は、認知症の初期でしょうから、
まだ、ご自分の言動を少し記憶出来るので、タチが悪い。
しばらくすると、直近のことをみんな忘れてくるようになるので、もうしばらく、お互いに我慢しましょう。
私もたまに会う叔母になら、優しくできますもの。
逆説的ですが、
お母様はもう今までのようなあんずさんのお母様ではなくて、半分神様になってしまわれたのかも。
太刀打ちできる相手では無いのではありませんか。
何の慰めにも役にも立たない言葉かもしれませんが、母娘の距離を離れると少しは気持ちが楽になるかもと思いました。
それから、朝晩、私って良い女!って両手で口角を引き上げて鏡の中で作り笑顔をしてください。おまじないです。偉そうにごめんね。
こんばんは。
介護が困難なのは、母娘関係にあると思います。
子供の頃から、母は私のすべてを支配してきました。
私には、それに刃向うことは出来ずにいました。
唯一の反抗が、20代後半からの結婚から離婚に
至るまでの行動だったと思います。
その後遺症が介護にも尾を引いています。
デイケア、ショートも、母が嫌だというと、
私の心は萎えそうになるのです。
それは、いつも、母の顔色を見て行動していたときの
クセだと思います。
母娘の距離をおくこと
そうだと思います!
口角をあげて、笑顔をつくることをやってみますね。
冗談ですよ。( ^ω^ )
母もショートステイやデイに行くのをとても嫌がりました。
ケアマネさんのアドバイスです。
行く準備を整えて、一度予定を話して、あとはほっておきます。
尋ねられたら、サラッと繰り返すか、とぼける。あるいはお母様の言葉をオウム返しにする。
お迎えが来たら家族は、よろしくと言って、引っ込む。
トンチンカンな格好であろうと持ち物が足りなかろうが、受け入れ先を信じてお任せしてください。それが受け入れ先の仕事なんですから。
どうしてもダメなら受け入れ先を変えますから。
優しいけど根性の座っているケアマネさんにこう言われて、自分が母と同じ性格だと気づきました。そして認知症の母も私の弱みを知っている。
自分ができないなら、するのが嫌なら、その場を外すぐらいの性根を養うことを思い知らされました。
おまけです。
母に反論したり、怒ったり、会話すると、自分が非常に疲れます。
オウム返ししたら効果ありました。
脈絡なんか無視です。何も考えないのです。
何度もぶら下がってごめんなさい。
読み流して下さい。
こんばんは。
アドバイスを有難うございます。
先週から、心を鬼にして、追い出すようにデイケアへ
行かせています。
それは、介護の先輩であるコメントを寄せてくださる皆様の励ましがあって、出来ました。
いまだに、母の顔色をうかがってしまう私には、難しいことでしたから。
>認知症の母も私の弱みを知っている
そうです。母もそうだと思います。
ただ、母は他人様の前では、私より優位だと見せたい性格があります。
お見送りとお出迎えがないと、物凄く不機嫌になります。
オウム返し、今度やってみます!