なんで、下からパンツ出して!と声をかけて
くれなかったん?!


夕方の4時半頃に母がトイレへ行ったことは、
2階にいたアタクシにも分かっていました。


2階にいても、部屋のドアを閉めずに階下の
音には気をつけておりますから、母がどんな
状況で、トイレへ行くか足音でわかります。


急いで飛び込むような感じでトイレへ行った
ようでもなく、長時間トイレに閉じこもると
いったこともなく、ああ、トイレへ行った、
ただそれだけだと思ってました。


さてと、お夕飯の支度をしようと台所へ。

部屋の角にある冷蔵庫の前に白っぽいものが
入ったビニール袋が置いてありました。


んっ? 何、コレ?!

あーっ、コレってリハパンやないの。


パンツ、どうしたん? 大丈夫?


母は、あら、どうしたの?という表情。


パンツ? 履いてるわよ。


お布団をめくってみると、食事のときに使用
しているバスタオルを腰に巻いていました。


新しいリハパンツを履かせようとしたところ
太腿のあちらこちらが汚れておりました。


わぉ!やっぱりやったんや!!


熱いタオルで股下を拭かせて、アタクシは、
足とお尻の後ろを拭いて、リハパンを履かせ
ました。


そして、母がまたベットへ戻ろうとしたのを
制止して、掛布団カバーと暖房用の毛布を、
剥がして取り換えました。


取り換えなくてもいいわよ。


そうやないんやとバスタオルを広げてみせた
ところ、ベッタリとヨゴレが。


あら、そうだったの。ごめんなさい。


謝らんでもええよ。洗濯すれば済むんやから。
でもさあ、トイレから出たところで、一言、
パンツを出してと2階に向って叫んでくれたら
寝具を洗濯せんでもよかったんやけどね。


アタクシ、その後も母に向って、クドクドと
同じようなことを言ってしまいました。


母を清潔にすれば、寝具を洗濯せず、ベット
メイキングもせずに済んだのにという愚痴を
鬼娘のアタクシは、母にぶつけました。


どうせ、忘れるもんねと思うからなんざます。