今朝の母の食事は、いつもの甘い牛乳に浸したパンと潰したトマト。
しかし、試しに義歯を入れて貰ったところ、

ギュッ!とする感じがするけれど、痛くない。

と申しました。

ようやっと、快方に向かい、あたくしは、あの痛いのよ、なんでなの。
から解放されました。



昨夜、友人とスカイプ中に、母の状態を聞かれ、云々こうこう、と
話をしたところ、
“あんずさん、そりゃ、今度は、入れ歯が合わへんようになるわね。
また、お金がかかるわよね。”
と言われました。

バブル期は京都の某病院の広報部でガンガン仕事をこなした彼女。
その後、職場でイジメに遇い、うつ病を発症して退職。

現在は、無職で、父上と二人暮らし。
親の年金で食べているという境遇があたくしと
よく似ているのでございます。


母の通っている補綴科は、横浜の鶴見大学歯学部の付属病院。
確かに、入れ歯自体は相当の金額がかかりました。

昨年も、入れ歯が合わないからと診て頂きました。
そのとき、先生が“修理はちょっと、多額になりますが、いいですか?”
と釘を刺されました。

通帳が、一瞬、頭のなかに浮かび、あれをあーして、こーしてと
算盤をはじきました。

“10.000円なんですけど、いいですか”

はあ、1万円?!
勿論、構いません。有難うございます。

その話を彼女にすると、
“あんずさん、1万でもよう出せへんというお年寄りがいるからね。
よかったやない。良心的な病院で。”

いずれは、あたくしも年を取るんでございます。
義歯を作ることになるでしょう。
その他にも、母のように、思いもしない病気になることも。

やはり、少子の年代の方々にご迷惑がかからないように
今から、運動をし、歯もなるべく自分の歯を保つ努力を
しておくべきと感じました。