午後3時15分、あれれ?、今日は、バーバらの
共有スペースでのお集まりがない!

ショートのお迎えに行くと、母がバーバらの
仕切り屋になって、騒いでいるのに。

母はどこにいるんや?

すると、端の方の部屋から、怒った母の声が
響いてきました。

スタッフさんになにやら、文句を言っている
ようでした。

アタクシが顔を出すと、母はベットに座って
おりました。

何よっ、こんなに遅く!!

娘さんは予定通りにお迎えにいらしてますよ。

しゃーないやん。あたしも病院から2時に家に
戻って、そのまま、車でここに来たんよ。
(これはウソぴょん)

ああ、病院なら仕方ないわね。
でも、Y郎は何をしているのっ!!

母は自分の太腿を叩いて怒っていました。

Y郎ちゃんは、まだ会社に勤めてるねんで。
KUちゃん(上の兄嫁)が末期がんで治療中や。
それに費用もかかるでしょーが。

母は自分の面倒を子供達が誰もみないと不満
タラタラで、スタッフさんに言い続けていま
した。


今日は金曜日。
今まで居たのショートのメンバーがごっそり、
帰宅したらしく、母が独り、取り残されたと
いうことらしゅうございます。

つまり、保育園のお迎えと同じではないかと
存じます。

経験がないので、推測ですが、周りが次々と
お迎えが来て、帰ってしまう。
一人、二人、といなくなり、ひょっとして、
自分にはお迎えが来ないのではないかという
不安を持ったのでしょうね。

前回は、バーバらがまだステイ中のところ、
アタクシが迎えに来て、母としては、どんな
もんよ的優越感を持ったので、ご機嫌だった
と存じます。

幼い子が、お迎えがなかなか来ないと愚図る
のは可愛らしゅうございます。
が、90歳の老婆が、半狂乱になりスタッフに
喰ってかかっているのをみると、アタクシは
ウンザリでございます。


今回は、帰りの車のなかで、

YUちゃん(下の兄嫁の名前)は死んじゃった
やん。それに、Kちゃん(下の兄)は3年前に
くも膜下で死んでるんよ。

アータの兄弟も誰もいないし、実家には誰も
おらへんねん。

そして、上の兄嫁のことは、昨年亡くなった
という事実を伏せて、末期がんで治療中だと
いつも言っておきます。

母は、アタクシに何かがあって自分の面倒を
みることが出来なくなったら兄嫁に看て貰う
つもりなんですね。

どこまでもジコチューになってしまった母。

ショートの前には、それぞれの家庭に問題が
あるんだから、ママも自分のことは自分で、
ちゃんとしていく他ないんよ
と懇々と言って
聞かせるんですが、すぐに忘れてしまう。


家に到着する頃には、地団太踏んで愚図った
ことは忘れてしまっていました。

006


お腹が空いたというとき、飴玉かラムネを口に入れて
います。