母のつきまとい症状のお伴として、午後10時
までは、テレビを見る羽目になります。

この頃の母は、ドラマは内容を追えず、理解
出来ないことは、全部、演じている俳優が、
下手くそだからと申します。

そうではなく、アータの脳の問題やろがと、
心の中で、アタクシはつぶやいています。

バラエティなども、民放だとCMが入り内容と
ごっちゃになり解説を求められるので、極力
国営放送を見ることに。


しかし、本日の『老人漂流社会「親子共倒れ
を防げ」』は見たくない。
そういうときに限って、民放の番組に母向け
の番組がございせん。

なんとか、30分は他の番組で誤魔化しました。


内容を明確に理解出来ない母は、さらに自分
のことは棚にあげて、批評家になり申します。

国家は何をしているの!
施設を作って、みんなが入れるようにすれば
いいじゃあない。

究極の結論は、ごもっとも。
大正解なんですが。

放送を見ながら、なんだかんだとアタクシに
言うことは、内容とずれてトンチンカン。

その相手をしていると、次第にイライラと。
してくるのでございます。


親の年金と底が見えている蓄えで、暮らして
いるアタクシは、放送に出てくる子供と一緒
ではありませんの。

母が認知症でなければ、アタクシも働きたい。

そんな考えがムクムクと出てくると、母に。
通じない嫌味を言ってしまうのです。

大半の老人が、介護認定を取るのを嫌がり、
他人様が家の中にいるのは、嫌だとヘルパー
さんを拒否、デイやショートも行きたくない
というからね。
働きに行きたくても行かれないんよね。

さらに、さらに、口には出しませんが、

長寿がいいとも限らないんよ。
あたしが働ける年齢のうちに、逝ってくれる
といいのに。

鬼娘は思うのでございます。

mameasagao


国が、何をしてくれるかの前に、自分で
出来ることはやっておかなきゃ。