昨夜のことでございます。

習慣的に二階にいると階下の音が気になり、
耳を澄ましてしまうアタクシがおりました。

シンデレラタイムを過ぎた頃、ミシッと鳴り
ました。
それも階下で・・・。

瞬間、あ、トイレや!と腰を浮かしかけて、
ハタッと、そうや、ショートやったんやんと
思い直しました。

そして、小1時間ほどが経った頃、またもや、
階下で、ミシッミシッと音がしました。

ちょっと待てよ。
雨戸は閉めたよね、玄関の二つの鍵は閉めて、
チェーンもかけたよね。
今日は入浴するのを止めたから、お風呂場の
窓は開けてないよね。

アタクシの頭のなかで、指差呼称をして確認。

我が家の建付けは、ガタガタなので、雨戸を
静かになんて開けることは出来ませんしね。
外部からの侵入の音ではございません。

ひぇー。今、下に降りていくとあの世の方と
出会うかもしれへん。
いや、もう、階段を上ってきているかも。

階段脇にある母の部屋の照明スイッチを入れ、
階段の電気も付け、階下に降りて、真っ暗な
台所の電気を、現在、母の部屋になっている
リビングの電気を付けて・・・。

誰も、いない。


11年前、1ヶ月に亘るアタクシのの入院が、
母の認知症の引き金になりました。

これやったんやね。

60歳のアタクシですら、ギョッとするのに、
80歳になろうとした母には、心細かったこと
だったろうと存じます。


それから、音はしなくなりました。

指を鳴らすような音、関節を鳴らす音、足音、
棒切れを折るような音、ドアをノックする音、
木造家屋がきしむ音など、人によって表現も
異なるが、各ケースによっても異なる。

「死者の霊魂によって引き起こされるもの」
であると、心霊現象研究家や、霊能者などの
大部分は解釈している。

(親や親類の霊などが)「お別れを言う場合
にもラップ現象が起きることもあるんですよ」
と説明されることもある。

wikipediaのラップ現象より。

ひょっとして?、まさか、施設から電話が。

大丈夫、母上、心の準備は出来ております。
お別れを言いにきてくれてかまへんよ。
大歓迎や!

認知症の初期の頃に、母はアタクシによく、
申しておりました。

化けて出てきてやる!!


気温の寒暖差で、木造の家はきしむのだそう。

完全に、目が冴えてしまったアタクシ。
youtubeで80年代の歌を聞きつつパソコンの
続きをやっておりました。

今朝、起きてからも、耳元で鳴っているのは

あとは哀しみをもてあます異邦人♪と
チャンチャンチャン、チャララ・・・という
最後の伴奏・・・・。

001

雨戸を開けたとき、金柑の枝が昨日と違って
見えました。

えーっ、やっぱり誰かが?

今から認知症になるわけにまいりません。

金柑の枝がブル下がっていたのを、全く気が
付かなかっただけ。

そう、自分に言い聞かせ、しなっていた枝を、
隣の柚子の枝に結びました。