今の母の最大の不安のタネは、乳癌のしこり。
入浴のたびに、
ねえ、これ、固いものがあるのよ。
昨日も、その前も、何回説明しても、記憶が
残らないので仕方がないのですが。
先生は、コレで死にませんっていわはった。
そうよね、もう、年だから、死んじゃうから
何もしないってことね。
始まりました。
訴えても何もしてくれないとひねくれが。
頭の右側がワンワンと脈打ったような感じ。
胸が押されるように苦しい。
膝が痛い。
本人にとっては、こういう症状がなければ、
毎日が快調な生活なんでしょう。
はっきり、「老化」とは主治医はいいません。
しかし、これらの症状に関して、根本的治療
はないと言われました。
乳癌のしこりが、ここまで大きいと、それが
何の治療もしてくれないという不満になって
きたようです。
アータはさ、もう90歳やろ。
この年齢で、で外科手術をするというのは、
リスクを伴う、つまり、死んじゃうという
ことやねん。
なんでよ。このままにしておくと、死ぬわけ
よね。
生体検査をする、手術をする、というのは、
全身麻酔をするってことやねん。
麻酔をかけたとたんに死んだということが
多いねんで!
とにかく、「死にたくない」が強いようです。
この気力には感服ものです。
コメント
コメント一覧 (2)
人にも何時かは死が訪れるのだけれど
幾つに成ってもと言うか年を取るずつ
怖くなるのだと思います。
私の友達に胸に大きなしこりが出来て
テッキリ乳がんだと思って心配しましたが
手術してみると良性の脂肪でした
お母様のもそうであると良いですね。
こんばんは。
母は特に死への恐怖は強いと思います。
それで、パニック障害を起こしたんですから。
死に際に、一人で行きたくないから
一緒に来てと言われそうで、今から、
アナタ、一人で行って!と心の中で
母に言っています。
生体検査をしてみないとわからないがと
言われています。
良性であって欲しいと願っています。