アルツハイマー型認知症の患者を介護して、
必ず、ぶつかることが、言った・言わない、
やった・やらないでケンカになることです。

アタクシも母を在宅介護していて、苛立った
ことが、母の覚えている?事実とアタクシが
認識している事実とが、違うことでした。

海馬が縮んできている母の事実は、違うから、
だから、ついつい正しい事実に訂正しようと
してしまい、「ちゃうやろが!さっきも同じ
ことを言うだやん。」と母を糾弾してしまい
ました。


アルツハイマー病のもの忘れの特徴として、

・エピソード記憶の障害
食事を摂るという日々の出来事を忘れやすく
なってくる。

・遅延再生の障害
言ったり、見聞きしたことが、少し間を置く
とすっかり忘れ去ってしまう。

・記名力の障害
新しいことを覚えられない。


YOMIURI ONLINEのYomi Dr.(ヨミドクター)に
載っている認知症専門医の木之下徹氏のコラム

認知症、ケンカの理由~異なる事実~

そのなかに、解決法がありました。


遅延再生障害がある場合、自分の事実に固執
するので、お互いに違う事実で、出口のない
泥沼にはまってしまう。

では、どうするか。

「認知症ではない側がウソを言う」。
そういう解決方法です。
冗談みたいな解決方法ですが、本当の話です。

解決方法は、どちらか一方が、相手の事実を
認定することから始まります。
でも、それには勇気が入り、労力が必要です。
しかし、そういう努力をみんなでし始めれば、
世の中はもっとすごしやすくなります。


ウソは泥棒の始まりと言われて育ちました。

だから、「ウソを言う」ことには抵抗を感じ
ます。

勇気と労力、入りますよね。

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アタクシも、母との面会の最後に、いつも

アタシはいつ、一緒に帰れるの?

と聞かれ、

ウソをついたと思いつつ、母に申します。

もう少しやね。歩けるようになればね。