じゃあね、近いうちにまた来るからね。

車椅子の母を、昼間、入所者の皆さんがいる
フロアに戻して、告げました。

この頃の母は、アタクシと会うと開口一番に

あら、アナタ、迎えに来てくれたのね。もう、
アタシ、ここに居たくないのよ。

と、申しますが、帰り際に「一緒に帰る!」
と言わなくなり、手を振るようになりました。

また、来てね。

振り返ると、母はずっと手を振っていました。


母との面会を終えてから、洗濯室にある母の
洗濯物をピックアップして、洗濯した衣類を
母の部屋の戸棚に入れています。

この施設は中央が吹き抜けの回廊式になって
おり、洗濯室から、再度皆さんがいるフロア
を横に見て、エレベーターに乗ります。

そこから、母が見えるのですが、今日は隣の
入所者さんと、おしゃべりをしていました。

入所者の皆さんや、スタッフさんの名前は、
覚えられませんが、「この人はよくみかける
人」という認識は持つようになってきました。


遠くからみていると、母だけが、お隣さんに
一生懸命、話しかけているようで。
多分、一方通行的なエンドレストークなんで
しょうね。

002

母の開口一番の言葉は、なるべく、無視する
ようにしています。

今日も、聞こえないふりをして、

他でお茶でも飲も!

と、車椅子を動かしました。

次の瞬間には、母自体も何を言ったかを忘れ、
違う話をしても、怒ることがなくなりました。

今日は、手と足の爪を切り、ついでにゴムが
抜けた靴下に履き替えさせてきました。

浮腫んだ足に食い込んでいるようだったので。

ゴムのある靴下も持って帰ってきました