母の居るユニットで、いつもお隣にいるSさん。

同い年で、母より数ヶ月早いお誕生日。
つまり、ちょっとお姉さん。

このSさん、とても可愛いお婆ちゃまなんです。


昨日、アタクシが着いたのが午後1時半過ぎ。

面会の度に、母に声をかけると、毎回Sさんに
言います。

あら、来てくれたのね。
娘なのよ。

Sさんも毎回、おっしゃいます。

初めまして。

こちらこそ、初めまして。
いつも、母がお世話になり有難うございます。

ううん、私こそ、お世話になってます。


そこで、しばらくは座り込んで、母を交えて
話をします。


昨日は、午後2時から「いきいきクラブ」という
体操教室がありました。

イベントがある場合は、車椅子の母と一緒に
一階のホールへ行っています。

すでに、Sさんは車椅子に移乗され、出発態勢。
母はまだ椅子に座っておりました。

じゃあね、行ってくるわね。お元気でね。

Sさんはそう言って、スタッフさんに押されて
先に行きました。

2階から4階の各ユニットから、参加ですから、
今は混雑の最中。

後でゆっくり行くことにしました。


一階のホールに行くと、円形になった参加者の
隙間が、結局、Sさんのお隣。

まあ、あなた、また、一緒になったわね。
アタシも娘に無理やり、連れてこられたのよ。

なーんて、言っている母でしたが、楽しそうに
参加していました。


終了して、入り口に一番近い場所に母が居た
ので、Sさんより先に戻ることにしました。

すると、Sさんが泣きそうな顔になり、

まあ、戻るって、帰っちゃうの?
寂しくなるわ。

それを聞いていたユニットリーダーさん、

寂しいっていっても、すぐにまた会えますよ。


アタクシが帰るときも、Sさんは必ず言って
くれます。

もう帰っちゃうの?
寂しいから、また来てね。

それも、ほんとに、悲しそうなお顔をされる
んです。

母も同じ気持ちなんでしょうが、悲しそうな
顔をすることなく、なんで連れて帰らないか、
という怒り顔をすることが多いんです。

母より、少し認知症が進んでいるのか、性格
なのか、いつもニコニコと微笑んでいるSさん
です。

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母が骨折したときの入院先、横浜の老健(介護
老人保健施設)、そして、ここの特養(特別介護
老人ホーム)で接した方々は、それぞれ症状が
違います。

性格や、今までの人生の在り方で違ってきた
ことがわかるような気がします。

負けず嫌いで、どちらかというと取り仕切る
タイプの母。

可愛らしいSさんとは違い、ほんま、イジワル
婆さんですわ。