介護するかた、介護されるかた、皆が幸せに
なる方法を考えたいですね。

先日、「ケアマネージャー選びが介護の鍵
の記事に、地域包括センターにお勤めのかたが、
コメントを寄せて下さいました。

みんなが幸せになる方法、いい言葉だと思い
ました。

鬼娘のアタクシは、在宅介護のときは自分の
時間のないストレスなどで、介護される母の
立場を慮ったことは、殆どありませんでした。

介護を経験した従姉や、友人・知人達の愚痴る
アタクシへのアドバイスは、施設入所を考えた
方がいいということでした。

だけど、言うは易く行うは難し、なんよ。
あの母を説得するのは、このアタシや。

だいたい、介護の初歩である、介護認定を取る、
ことも難しかったんやから。

と、アタクシ自身もひねくれ気味でした。


アタシは、そんな年寄りじゃないわよ。
何よっ、アタシをバカにして!!

取り付く島もなく、認知症初期の烈火の如く
怒り狂う母を説得出来ない状態でしたしね。


嫌がるデイやショートも、どう言えば行って
くれるかと自分で考えました。

そこで編み出したのが、母が一番恐れている
ことを逆手に取ることでした。

世話をする娘が、いなくなったらどうなるの?
ということを口実にすること。

アタクシは偽のガン患者とし、て病院へ行くと
いうことを母に訴えました。

ショートのときは、検査入院をするからと、
懇願しました。

それでも、母は、嫁である亡き義姉の名前を
挙げ、それがダメなら、息子の名前、次に、
孫の名前まで挙げました。

ついには、

アタシ、実家に帰るわ。

実家なんて、もうないのに。


地域包括センターやケアマネに相談出来ずに
いたアタクシは、日常の些細なこと一つでも、
何でも介護について、困ったことに対処できる
場があればとずっと思っていました。

介護するかた、介護されるかた、皆が幸せに
なる方法を考えたいですね。

専門職のかたも考えていて下さるのだと感激
しました。

家族だけで介護を考えるのではなく、自治体、
地域、と広い範囲で、「皆が幸せになる方法を
考える」ことが必要ですね。

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介護は、最初が肝心!ですよ。