施設に居る母は、日中、食堂で過ごしています。
何故なら、ナースコールを押すことが出来ない
からです。
出来れば、車椅子での移動でも居室で過ごす
ことは可能なのですが。
居室で過ごすのは、寝るときと、アタクシが
行ったときだけです。
居室に母を連れて行き、足をマッサージして
いると、必ずやってくるのは、犬の文福。
母の車椅子を周回し、居ることを確かめると、
部屋を出て行きます。
先日、いつものように母の足をマッサージして
いると文福がやってきました。
周回するのかと思っていたら、母のベットに
ポンッと上り、寝転んでおりました。
すると、母が申しました。
この子はどこの子なの?
おっかさん、文福はいつも食堂でそばにいる
やんか。
母へのマッサージが終わると、文福はアタクシの
膝にベットから移動してきました。
そして、顔は母の方を向け、アタクシには背中を。
マッサージをしろと言わんばかり。
はいはい、それじゃあ、お背中、マッサージを
致しましょ。
母が言うには、ウットリとした表情をしているとか。
お坊ちゃま、この辺が気持ちよこざんすか?
この施設のなかで一番大きな犬の文福。
文福、重いんですけれど。
すると、身を捩って、アタクシの顔をペロリ。
次に、母の手の下に鼻を入れ、手を持ち上げ
ました。
まあ、いい子いい子しろっていうわけね。
ねえ、この子、お持ち帰り出来ないの?
文福はここに居る子だからね。
今、母が何をしているのかを、ちゃんと見て、
理解しているようでした。
あの子はアタシより賢いわね。
笑顔が少ない母娘の会話。
文福のおかげで、母もご機嫌で饒舌でした。
場を読むのが上手な子です。
コメント
コメント一覧 (4)
わんこの文福って、中型犬ですよね。
膝の上に座ったら、頭の位置はあんず様より高くなりそう。
それより、自分だって、あんず様の小さな膝じゃ、
座り心地が良くないだろうに。
人懐こいですね。
みんなに大切にされてるんでしょうね。
そんな環境も、わんこに舐められるのも、うらやましいです。
こんばんは、ご無沙汰してます。
コメントにはお邪魔しておりませんでしたが、毎晩眠りにつく前に必ずここへお邪魔しておりました。
私の心の拠り所ですし、誰よりも頼りになるブログです。
さて、ずっと探しておりました義父の入所施設。
やっと、やっと見つかりました。
何度断られたことでしょう。
自宅から隣の隣の市区町村まで範囲を広げ探して、やっと 義父のような問題爺でも受け入れて下さると言って下さる施設に出合えました。
自宅から高速で二時間。なかなかの距離ですが、見ていただけるなら頑張れる距離です。
現在、引っ越し準備中です。
衣類や所持品を揃えて、名前つけをしています。ついこの間 娘の 算数ボックスに名前つけしたんですが、その延長のようです。
ブログやコメントを参考にさせていただきながら あれこれ準備しています。
今週末入所を予しています。まだスタートラインにも立てていませんが、がんばります。
まずは 入所決定のご報告を。本当に皆様あたたかいコメントありがとうございました。もう少しがんばります。
そそ、文福は施設にいるワンコのなかで一番大きい子です。
おっしゃるとおり、膝の上にのると、バランスが悪いのですが、
それでものって、母の方を向いて、可愛がってと言わんばかりでした。
当然、私の顔は、彼の背中です。
だから、背中をマッサージしてあげたのです。
母と食堂から部屋へ行くと、必ず、やってくるんです。
誰がどんな状態で暮らしているかも、よく理解しているようです。
返信が遅くなりました。
無事に入所されましたでしょうか。
「何度断られたことでしょう。」
そのお気持ちよくわかります。
母も骨折で入院中は、今の穏やかさではなく、
問題児で、看護師を平手で叩いたり、暴れたり、
私も範囲を広げて、電話をかけまくりました。
入所すれば、後はプロにお任せすればいいんですから。
少し、気が楽になられると思います。
時間が出来たときに、お義父様のご様子など、
伺わせてくださいね。
子育てもあるのですから、ご自分の健康を一番に考えてくださいね。