実は、ここ数日というもの、自堕落な生活をして
おりました。

アタクシ自身の外出の予定が一日置きでした。
そこに母の面会を組み込んだところ、施設に行く
のも一日置き。

これには、参りました。

そういう無茶な日程にしては、身体がしんどい
年齢になってしまいました。


はい、母は相変わらずに、元気いっぱい。

今度、入所されたココ君のお母さんと一緒になり
息子の悪口を言い合うほどですから。


或る日、母とおやつの時間に食堂に戻ると、
すでに、ココ君のお母さんが、スタンバイ。

いいわよね、娘がいると何かと来てくれるもの。
うちは、息子だからねえ。

母を車椅子から、テーブルの椅子に腰掛けさせて
いると声をかけられました。

お母さんの息子さんだと、働き盛りでしょ。
頻繁に面会に来るというわけにはいかないしね。

アタクシが返事をすると、

アタシにも、息子がいるのよ。

母が負けじと申しました。


アタクシは、母を戻してから部屋の片付けをしに
母の居室に戻りました。

廊下の端にある部屋まで、聞こえるような二人の
大きな声の会話。


そりゃ、娘は来てくれるけれど、息子はねえ。
二人もいるけれど、なかなか、来ないわよ。

おっかさん、二人の息子のうち、一人はもう、
いないし、生きてる一人は、いまだ、現役で
頑張ってるのよ。

だったら、嫁が来ればいいのに、来ないのよ。

おっかさん、嫁の二人はすでに天国にいるから。

何故ってね、嫁の言いなりなのよ。

ひぇ!、姑根性丸出し、やん・・・。

息子のマンションに、嫁の親が同居しているの。
アタシは、蚊帳の外なのよ。

ウソこけ!、認知症初期の頃、「嫁の親が同居」
と思い込み、兄と兄嫁の悪口を言ってたっけ。

思い込みは、中期に今もあるんだ・・・・。

くわばら、くわばら。

012

おやつの時間、早めにココ君のお母さんは食堂へ
出てきたようでした。

母はアタクシと部屋におりましたし、Kさんはその
時間に、入浴中。

元気な二人がいないことに、ココ君のお母さんは
不安になったのでしょうね。

しきりにスタッフさんに、「今日はどうするの?」
とずっと聞いている声がしました。

70歳代で、認知症のココ君母さん。

ひょっとして、母を追い越していってしまうかも
です。