アタクシ、ときどき、思うんです。
母の脳はどうなってんの?って。

6月から始まった、施設での集団リハビリ。
毎日、午後4時から1時間やっているようです。

リハビリと言っても、個々にやっていたことを
一箇所に集まってやろうというだけなのですが。

手が不自由な方は、文字を書く練習を。

編み物が得意な方は、そこで、編み物を。

たまには、ボランティアの先生に来て貰い、
クラフト教室を。


認知症中期の母は、何も興味を示さず、ただ、
面倒だと言うだけ。

過去についての記憶や、体験した出来事など、
抜け落ちてしまい、なんだかわからないという
状況なので、何かをしようという気力もない、
というところでしょうか。

アタクシが一緒に参加すれば、渋々ながら、
応じるので、面会も午後4時に合わせて行く
ようにしています。


今日のリハビリは、作業療養士さんがお休みで、
なくなりました。

おやつを食べた母を部屋に連れて行き、足を
マッサージして、時間を潰しておりました。

ここは、緑が綺麗ねぇ。

そうやね。

いつもと変わらない、同じ話題・・・。

しかし、突然に、母が言い出しました。

あら、もう、4時近くね。
アナタ、帰る時間じゃあないの?

アタクシは、時間が4時近いことは知っては
おりましたが、ここは、優しい嘘で。

そんな時間なん?
バスがそろそろ、なくなるからね。

アナタ、車で来たんでしょ。

車だとね、高速料金が往復で3000円なんよ。
電車とバスだと、約2000円やから。
今日も、電車なんよ。

そうね、1000円の差は勿体ないわよね。


母は損得の計算出来るし、時間だけは認識する
ことは出来るようです。

年月日と季節感は、全くないのに。


0628


この頃、ワンコの文福を、茶釜と呼んでいる
らしいのです。
スタッフさんが、笑っておられました。


以前から語彙に関しての衰えはなく、ほんに
母の頭はどうなっているのか、不思議です。