日曜日に母の施設へ行ってきました。

母はテーブルの上に短冊型の色紙を広げて、
手を糊でベタベタにして、何かを作っており
ました。

ユニットのワンコ達が一斉に歓迎の声をあげて
いるのに、母は、夢中で格闘していました。

しばらく、母のテーブルの前に立ち、様子を
見ていました。

わかったのは、母は輪つなぎを作っていると
いうことでした。

ママ!、ママっ!!

隣のココちゃんのお母さんが、母を突っついて
くれました。

あら、アナタ、来てたのね。
あー、もう、これ、面倒だわ。
ほら、見て、手がこんなよ。

ココちゃんのお母さんと輪つなぎを作っていた
ようなのですが、母のは全く違いました。

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(文字で説明するより、わかりやすくと思い、
ざっと、作ってみました。)


先日、輪つなぎをやろうとしない母のことを
不思議に思いました。

だって、母は幼稚園の教諭でしたから、これは
よく作っていたはずですし、簡単に出来るのに。

しかし、母のテーブルの上に出来たものを見て、
愕然としました。


単に、短冊の色紙をつないだだけでした。

母は判断力のうちの、「空間認識」がかなり
衰えてきました。


判断力はいくつかの認知機能が統合されたもの
です。

その中には、物体の状態や形状を把握する
「空間認識」、年月日や今の自分の状況を把握
する「見当識」、必要なことに集中するとか、
一度にふたつ以上のものに注意を向けるなどの
ときに使う「注意力」、ものごとをグループに
分けて考える「グルーピング」、などが含まれ
ます。

一般的に「判断力」という言葉を使うときには、
「私の上司は判断力がある」など、ものごとを
決定する力を意味していることが多いです。

しかし、認知機能における判断力は、外出して
今自分がどこにいるのかを把握したり(見当識)
テレビを見て理解しながら、食事をしたり
(注意力)など日常の中でも働いています。

認知症ねっと より


つまり、母には、輪つなぎを3D的に見ることが
出来ず、輪っかの色が1本に見えるだけなんです。

それに、スティック型の糊が使えず、手に糊を
取り、紙につけていただけだったんです。

初めて母の物の見え方がわかった瞬間でした。

sajima

この日、午前中、逗子に用事があり、バスで
母の施設に行くことにしました。

「湘南佐島なぎさの丘」行きの急行バスが、
バス停に止まっておりました。

これは、横須賀から乗るバスの行先でもあり、
「湘南佐島なぎさの丘」から、乗り替えれば
いいと乗ってしまいました。

ところが、ここからの横須賀駅行きは、1時間
に1本しかありませんでした。

40分間、何もない木陰でバスを待ちました。

疲れました・・・・・