母の居る特養(特別養護老人ホーム)のユニット
には総勢5匹の犬達がいます。

施設で引き取られたワンコ、雑種の文福と大喜、
M.ダックスのジロー、入所者さんと一緒にいる
キャバリエのナナちゃんと、最近入所された
Iさんの飼い犬のトイプーのココちゃん。

全員というか、全犬が一斉に吼えると、さらに、
Kさんに、Iさんに、うちの母に、スタッフの
「吼えないの!静かにしなさい!!」という
掛け声が、合間ってブレーメンの音楽隊状態。


施設のブログによると文福がまた入所者さんを
看取ったそうです。

そういえば、母が熱を出して居室のベットで
寝ていたときにも、文福がやってきました。

そう、そのときも、文福はベットに足をかけ、
母の顔をクンクン。

そして、爪を立てず、静かに部屋から出て行き
ました。

もし、文福がクンクンの後、母のベットの上で
添い寝をしたら・・・。

母の旅立ちが近いということだったようです。

すっと、出て行ったということは、文福から
まだまだ、大丈夫!の太鼓判を押されたような
もの。


5匹のなかでは、日頃から入所者の相手を自ら
するのは、文福が殆ど。

先日も、母が帰りたいと言い出したときに、
たまたま、空いていた隣の椅子に文福が座り
ました。

そして、母の方を向き、母の腕に前足をかけ、
僕が居るよと言わんばかりでした。

母は、帰りたいと言うのをやめて言いました。

わかった、わかったわよ。いい子ね。


文福、助かったよ。

いつも帰るときにやってくれると有難いのだ
けれど。

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施設で空きが出るというのは、複雑な気持ち
です。

母のユニットでは、また、新規の方が入所され
るのでしょう。

母が入所出来たのも、文福がお看取りをした
からなんですね。

もう5匹もワンコがいるので、犬と共に入所する
方ではないかもしれません。

いやいや、5匹も6匹も同じ?!

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控えめな性格の大喜。