母の居る特養(特別養護老人ホーム)では、月に
一度は特別メニューの食事が出るようです。

例えば、ブリ尽くしのお膳とか、大人のお子様
ランチとか。

そういう内容のときは、お膳にメニュー表が
乗っているようで、母はそれを必ずポケットに
入れています。

母と面会したときに、洗濯物のなかのズボンの
ポケットにあるのを見付けて、聞くんですが。

あら、土用の鰻、特別メニューで出たんや。

鰻?、アタシ、そんなもの、食べてないわよ。


施設の公式ブログにも、ちゃんと鰻を焼いて
入所者に出しているところが載っていました。

折角、折々の日本ながらのお料理を出して
貰っているのに。

何も覚えていないなんて・・・。


そそ、在宅介護のときのそうでした。

夜のニュースで、街の鰻屋さんが大繁盛と、
報道されると、

アタシは、テレビで見るだけでもいいわ。

とんでもありません。

夜はちゃんと、鰻屋さんでテイクアウトして、
うな丼として食べているんですよ。


施設のスタッフさんに、さっき、食べたもの、
さっき、外出してきたところ、忘れてしまい、
がっかりするとアタクシが言ったことがあり
ます。

あんずさん、そのとき、その瞬間、“こんな
美味しい物、食べたことないわ”、とか、
“出掛けて楽しかったわ。”とおっしゃる。
それだけで、いいんですよ。

そのときだけって・・・・。

004


土用の丑の日、アタクシも母の施設の帰り、
スーパーに寄って買いました。

その日、午前中に知人と会い、お昼を食べる
ことになり、鰻屋さんに行くことも考えました。

この暑い中を、外で待つことを考えると・・・。

結局、スパゲティを食べました。

スーパーのお弁当を食べて思ったのは、その
ときしかないのだから、並んでも、本格的な
鰻を食べるべきだったと。