アタシってトンチンカンだから。

この頃、母はよく申します。

それに関しては、アタクシは否定しません。

特養(特別養護老人ホーム)のスタッフさんは、
「そんなこと、ありませんよ。普通ですよ。」
と言って下さる・・・。


たまたま、見ていた昨日(8月20日)フジテレビ
「Mr.サンデー」で『娘が撮った母の認知症2』

番組ディレクターによる、母の認知症の記録
でした。

87歳の認知症の母親とその母を介護する95歳の
父親の生活を、故郷、広島に帰省するたび、
その生活を記録していました。


ヘルパーさんが毎日来訪し、母親は週に何日か
のデイと、年老いた両親の日々の生活。

耳が遠い父親と認知症の母親の会話が、噛み
合わず、母親が腹を立てて、「みんなが私を
馬鹿にする」と暴れ出す。

「バカになりよるけん」と母親は自分で頭を
叩く。

思い通りにならないと「邪魔になるけん。死に
たい」と大声で叫ぶ。これには、父親が叫び返す
「死ね!」と。


「死にたい」に対して「死ね」と叫ぶ父親に
アタクシと一緒だと思いました。

違うのは、荒れまくる母親がだんだん落ち着き、
大人しくなると、布団の中から手を出し父親を
求めると、手を握ってそれに応える父親。

いやいや、アタクシにはそんな優しさはなく、
ただ、ひたすら、鬱陶しさを感じるだけ。


母親が、怒りを爆発させている最中にやって
きたヘルパーさん、よしよしとなだめながら、
言っていました。

お母さんは、お父さんに構って欲しいから、
「死にたい」と言って騒ぐんですよって・・・。

構ってちゃん、なんだ・・・。

いやいや、それもアタクシには困る。

母は施設に居るのだから、1時間足らずの間、
我慢して付き合うほかないと冷たい鬼娘。

やっぱり、結論としては、認知症が進行して、
アタクシのことを忘れてくれるのが一番・・・。

004

今日は、毛布を数枚、捨てました。

タオルケットがごっそり出てきました。
簡単に切れそうなものは、使い捨ての雑巾と
してと思い、残しましたが。

この頃、あれやこれや残すことを考えずに、
余命がそんなにないと思って片付けてしまう
ほうがいいのかもしれないと思うようになり
ました。