特養(特別養護老人ホーム)に居る母の面会に
行ったら、ちょうど、おやつになったところ
でした。

スイカとキャバリエのナナちゃんのご家族の
差し入れ、鯛焼きでした。

スイカは美味しいと言って、完食。

鯛焼きは半分食べて、

これ、美味しいわよ。半分あげる。

冷えた鯛焼きは、羽の部分が固くなっており、
これは母の入れ歯には無理だとわかりました。


母と一緒に、リビングで食べていると、ナナ
ちゃんのお母さんが部屋から出てきました。

すると、母は、声を掛けました。
顔を見ると、あ、同じユニットにいる人だと
わかるようです。

まあ、お久し振りね。

それに応答はありませんでした。

ママ、今日のおやつは、Sさん(ナナちゃんの
お母さん)の娘さんの差し入れなんよ。
ご馳走様になり、有難うございます。

そうなの。ほんと、美味しかったわね。

実は、ナナちゃんのお母さんは、筋萎縮性側索
硬化症(略称:ALS)で、声を出すのが難しい
んです。

アタクシが有難うと言ったときに、顔の表情が
ほんの少し、微妙に変化しました。

しかし、その少しの笑みは母には、わからない
と思います。

今日は、母もご機嫌なので、返答がないことを
気にしておりませんでした。

不機嫌だと、無視されたと怒りだすのです。

以前に、ナナちゃんのお母さんの病気の話、
しているんですけれど。

すぐに忘れてしまうので、なんとも・・・。

コミュニケーションが取れるだけに、母は、
無視されたくないと思うようです。

001

母の部屋の前の廊下で、のんびりしているナナちゃん。
後ろ足が可愛くて、ついつい、パチリ!

003

ナナちゃん!と声をかけると、顔を上げてくれ
ました。

そこに居てくれるだけ和みます。