先日、施設(特別養護老人ホーム)であった
集団リハビリでのことでございます。


認知症のない、脳出血の後遺症で手先が少し
だけ不自由な方が、塗り絵をしている母に話し
掛けてくれました。

クレヨンを使ったのは、子供の頃だったから
懐かしいわ。

声を掛けられた母は、きょとんとした表情に
なりました。

こりゃ、アカンわ。
おっかさん、返事が出来へんらしい。

最初、色鉛筆で塗っていたんですが、なかなか
出来なくて、クレヨンだったら柔らかいから
母にはいいかと思って。

ほんと、小学生の頃には、よく使いましたよね。

と母の代りに答えました。


すると、母がその方に向かって言い放ちました。

アタシね、何の話だか、よく、わからないわ。

おっかさん、そうもはっきりと「貴女の言う
ことが理解出来ない。」と言わんでも・・・。


ま、わかって下さったかな、母は認知症がある
ことを・・・。

認知症後期に近い母は、外面ヨシコさんであり
、結構、おしゃべりをするので、どうも普通に
思われがちなんです。


ぬり絵に飽きた母が、声を掛けて下さった方の
針金ハンガーを使った毛糸のモップ作りに、
逆に、声を掛けました。

あら、素敵な色使いね。

こうやって、毛糸を結んでいくだけなんです
けれど、私は後遺症で手先が不自由で。


すると、母が

アタシの手のこのシミ、すごいでしょ。
これはね、戦時中の焼夷弾のせいなの。

と、突然に言い出しました。

ありゃー。全く、関係のないことを言い出し
たやん。

まだ、80歳にもならないお若い、その方、
ご自分の手の甲を見ながら、戸惑いつつ、
おっしゃってました。

私も、シミがあるんですが、戦中の経験が
ないので・・・。


今度、「母は認知症でして。」と言っておいた
ほうがよいかもしれないと思いました。

004

連休中に大型台風が日本列島を直撃すると
ニュースがありました。

連休?!、また、何の?

敬老の日なんですね。

アタクシも、敬う側ではなく、敬われるほうに
なってきたようです。