鬼娘のアタクシは母の認知症が進んで欲しいと
この頃、思うようになりました。
このところの母は、自身が言う通りの頓珍漢、
つまり、話が理解出来ないことが多くなって
きました。
母は、話が理解出来ないとなると、いきなり、
ところで、家は変わりないの?
と、遮るのです。
変わりないって、家を売却するんですから、
変わるのでございます。
結果、アタクシは家を畳むというような話を
母にしてしまうのです。
すると、母は、
アタシは、長生きし過ぎたわね。
そうやね、おっかさん、その通りやけどね。
アタシだって、早く死にたいのよ。
母は叫ぶように申しました。
アカン、また、言わせてしもた・・・
そそ、今日の面会の際の話が、毛布を何枚も
捨ててしまい、敷布団も8枚有って、それも
捨てるということでした。
死にたいと言われると、アタクシは何と言え
ばよいのか、返答に窮するのでございます。
そんなこと言わずに長生きしてや、と言えば
いいのでしょうが、すっと、口から出ません。
それを母もまた、感じるのかもしれませんね。
いつ、死ぬかなんて、神様が決めることなんや
から。
これ以上の話をしたくないと、お昼寝で横に
なっていた母を、おやつだからと起こしました。
アタシ、おやつ、要らない!
ここで、アナタと話がしていたい。
いやいや、おっかさん、また、死にたくない
なんて言い出されても困るから。
むりくり、部屋からリビングに連れ出しました。
秋分の日の今日のおやつは、おはぎ。
まあ、久しぶりにおはぎを食べたわ。
母の大きな声がリビングに響きました。
早く死にたいと叫んだことは忘れていました。
そういう話題を出したアタクシがマズイので
しょうが・・・。
無表情で何も話をしない認知症後期の入所者の
ご家族が来ていました。
おはぎを食べている、その母親のそばに座って
スマホをスクロールされていました。
それをみて、羨ましいと思う鬼娘のアタクシ
でした。
我が家の金木犀にも花がつきました。
なんだかんだと、時は確実に秋になっていた
んですね。
コメント
コメント一覧 (4)
金木犀の花は、香りがいいでしょうね。(私は、芳香剤の香りを思い出してしまいますが)
睡蓮の花とホテイアオイの花が咲きました。来年は蓮の花を咲かせたいと思います。もしかしたら蓮の花に仏様が見えるかもしれないので。泥の中で育ってもきれいな花を咲かせるので、希望につながるような気がします。
ばばは私が大丈夫大丈夫といって長生きしてねといって励ましています。
ばばは私の夢をよく見るそうです。ベットの前にきてあそぼといっているといいますね。
それは幻覚よといってあげます。夜中の痛みと朝の痛みで体力消耗しますね。
明日も通院です。お母様の長くいきすぎたというのは祖母もいっていますが私がいないときは
毛糸もたせておかないと寂しいといって昔の苦労したことを思い出すそうです。
金木犀いいにおいしますね。散るとき掃除が大変ですけどね。
10月に入ってしまいました。お返事が遅くなり、すみません。
なんだか、不規則な生活をして、体調が狂ってしまいました。
睡眠も質がいいのがいいのでしょうが、どうも、よくない。
これでは、認知症間違いなし。
「生きているのか、生かされているのか」
と考えること、わかります。
私も、母のところへ行く途中で、そんなことを思います。
我が家の金木犀は、枝を落とし過ぎて、花が少なくて、香りが薄いんです。
蓮の花って、どこか神秘的ですよね。花を咲かせるのも楽しいことでしょうね。
親からのイヤミって、心が折れそうになりますよね。親子だから遠慮がないというか・・・。我が家の金木犀は、今年は花が少なく、もう香りがなくなってしまいました。「痛い」って辛いですよね。もも様は、そんな中で頑張っておられる!耐えておられる!物凄くえらいことです。私は感服します。ばば様の関わりがもも様には励みですね。ばば様を寝かしつけるなど、もも様との素敵な関係が羨ましいです。病院へ通うって、病気をしていなくても疲れます。ご自愛くださいね。