「こんなに遠く」って、母はどこを基準として
感じているのだろうか・・・。

アナタ、忙しいのに、こんなに遠くまで来て
貰って申し訳ないわ。


この頃、母がいる施設(特別養護老人ホーム)に
行き、部屋で二人きりになると言い出すように
なりました。


毎度、面会の第一声は、

まあ、迎えにきてくれたのね!

それには、いつも、モゴモゴとアタクシ自身、
何を言ってんだかという返事をしております。


リビングから、母の部屋に車椅子で移動して、
毎度お馴染みの、

ここは緑が多くていいわぁー。

とか、

皆は元気なの?

こういう会話が始まると、「こんなに遠く」と
言い出すのです。


この施設が、横須賀にあるとわかっていると
存じます。

しかし、大腿骨を骨折し、入院。
退院して、横浜市青葉区の老健(介護老人保健
施設)に入所した上で、こちらに移ったという
事実は、スッカラカンに忘れております。

でも、ここは、横須賀、とはわかっている。

少々、不思議な気が致します。


退院して、老健へ直接母を連れて行ったとき、

入り口の看板を見るなり、目を吊り上げて、

アンタ達、アタシを騙したわね。

と、兄とアタクシを睨みつけた母。


来月の14日で、特養入所一年となります。

こちらに来たときも、

ここは何なの?

と気色ばんだ母でした。


「こんなに遠くまで」と言いつつも、母は、
相変わらず、申しております。

アタシはいつ家に帰れるの?

とか、

アタシは、おいてけぼりなのね。

どちらも、母の本音なのでしょう。


このところのアタクシは、施設を出る際に、
サラッと、言えるようになりました。
じゃあね、ママ、また、明日来るからね。

001

来週水曜日は、調理リハビリなんだそうで。

忘れてましたわ。
来週の予定は組み直しです。

うーん、週二で母の面会に行きたいと思って
いるのに、またまた、一日置きになりそうで。

横浜横須賀道路の山々も、だんだんと色づき
始めました。

朝晩が寒くなりましたね。

皆様、お風邪を召しませんように。